1 北山side ページ1
Aと付き合うようになってオレの生活は激的に変わった。
４年も彼女いなかったんだ。
彼女がいる生活ってやっぱ全然違う。
今日もウキウキしながら家に帰るとAが待ってる。
「みっくんお帰りー！」
ニコニコ笑顔で迎えてくれたかと思いきや、すぐ夕食の仕度に取りかかってる。
「今日ご飯なにい？」
「今日はお魚の煮付け定食でーす！」
ガッツリ胃袋までも掴まれてる。
肉好きのオレでもAがオレの体を気遣って作ってくれるヘルシー料理はどれも外れがない。
いつもは外食して帰る所、Aと会える日はなんなら巻いて帰るし、仕事中でも時間が空けばすぐ寝ていた毎日もAに電話したりメールしたり･･･
オレってこんなマメだったっけかな？
考えれば、今までの彼女は向こうからガンガン電話もメールもあったから自分からする必要がなかったんだ。
Aは付き合ってからもほとんど連絡してこねーし。
気を使ってるらしいんだけど、なんか寂しいわ。
仕方ないからこっちからガンガン連絡取ってる。
「みっくん実はね。
明日から２週間大阪やねん。」
「え？聞いてねえし。」
「うん。今日突然決まってん･･･」
寂しいなあって言いながら味噌汁すすってる。
２週間てなかなかだぞ･･･。
「寂しかったら電話してこいよ？」
うん･･･て言いながら絶対そんな気ないじゃん。
「オレ結構毎日Aからの連絡待ってんですけど？」
こうなったら意地でもAから連絡して欲しいし！
「･･･ちゃうねん。
電話して声聞いたら会いたなってしまうねん。」
･･･どこまでオレを撃ち抜く気だ？
ここは冷静を装っとこ。
「メールあんじゃん。」
「近況知ったら私の知らんみっくん見えて悲しなるもん･･･」
こ、こいつ、久々に小悪魔降臨してるぞ？
なんで明日から2週間会えないっていう日にそんなかわいい事言うんだよ？！
しかも、メシ中に！
なんか、胸いっぱいで喉通らなくなってきたんだけど。
Aもそんな感じ。
２人で黙々となんとかご飯を食べ終えた。
「よし！風呂入ろーぜ！」
「一緒は無理やん。」
サラッと誘ってみたけど、やっぱ今日もダメか･･･。
「なんで？明日からしばらく会えないんだから入ろうぜ！」
今日のオレは何としてでも、引かねーぞ！
「･･･しばらく会えへんから、後でいっぱいしてな？」
くそお。。。
小悪魔の言う通り、オレはそそくさと風呂場に向かった。
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» 書き始めた頃の作品でなんだか恥ずかしいですがコメ下さって嬉しいです♪こちらの元カノが主人公になったお話も書いております。片思いの彼、という作品もよろしければ(^^)なぜみっくんが浮気をしてしまったか、の詳細があります(笑)いつもありがとうございます！ (2020年8月7日 12時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは。元カノが出てきたりやっちゃったり、不謹慎ながら楽しい展開になってきてわくわくしてます。みっくん小説が好きすぎて読むのが止まりません。 (2020年8月6日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2017年11月29日 14時
