Puppy Boo. # Kei.Inoo

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You side.

みんなが仕事を終え、帰宅していく。

…山田くんに言われて気づいた気持ちを、
いのおさんに 今日伝える。






また何分か経ち、フロアにはいのおさんと私だけになった。

デスクでパソコンに向き合っているいのおさんのところに
私はゆっくりと歩いて行った。









A「 …あの、いのおさん」

慧「 、、なに？」


いのおさんも少し気まずいと思ってるのだろうか。
一応こっちに向き直してくれたけど、
どこか不安そうだった。


それに、どこか不機嫌そう。





A「 わたし、山田くんに言われて気付いたんです。」

慧「 は、俺にあいつの話？ 」




A「 いやっ、あの… すぐ本題にいきますから！」

慧「 …うん、」







いのおさんの雰囲気がいつもと違うから、少し緊張した。




A「 この前、ふたりで出かけたんですけど…
帰りに、山田くんに告白されたんです。」

慧「 ！！、…うん」




A「 でも、返事が出来なくって。
…その時、山田くんに言われて気付いたんです。」




深呼吸して、気持ちを整えた。









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A「 … わたし、いのおさんのことが好きです 」







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慧「 、、、、え？」

私のその言葉に いのおさんは固まった。


その反応に、私も急に現実を見せられたようで
恥ずかしくて俯いてしまった。






…何秒か経っただろうか、
それでもなお下を向いていると

いのおさんの香りに包まれた。









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