Puppy Boo. # Kei.Inoo

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You side.


夜、ふたりでご飯を食べる事に。
山田くんが連れて来てくれたのは、
私が普段来ないようなおしゃれなレストラン。


私は思わずはしゃいでしまう。






ご飯を食べながら、ふたりの会話の話題は仕事の話に。



涼介「 そういえば今度のプロジェクト、Aちゃん
結構な大役だよね？」

A「 えっ、そうかな？ これも いのおさんが任せてきたの…、」


涼介「 …、 そうなんだ。」



山田くんの顔が一瞬曇り、またすぐにいつも通りに。
…私、何か変な事言ったかな？





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A「 山田くん、ありがとう…。ごちそうさま！」

涼介「 いえいえ。 」



お金、半分払う！って言ったのに。
山田くんが全部払ってくれた。

…流石、イケメンは中身までイケメン…。







涼介「 じゃあ、Aちゃんの家まで送るね。」

A「 えっ、悪いって！ 」


涼介「 ううん。… 俺にも、こういう事させてよ？」

A「 っ、うん…。」



駅から私の家まで、山田くんの車で送ってくれる。
山田くんの車も、これまたおしゃれ…、








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Ryosuke side.


Aちゃんをご飯に連れて来たんだけど。
…仕事の会話をしてると、

Aちゃんは 愛おしそうに
伊野尾さんの話をする。



きっとAちゃんは気付いてないけど、
「いのおさん」って言う時は
目が輝いてて。


どことなく楽しそうで。





…胸が、ズキっと痛んだ。









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