Puppy Boo. # Kei.Inoo

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Kei side.

あ〜、もう。
嫉妬で呼び出すとか何、俺。
だっさ。




…でもさ、Aちゃんが俺にびびってんだか
空腹で不機嫌なんだか
目がじとっとしてる。





ひとりで気持ちを落ち着かせてたら
Aちゃんが俯いて近寄って来たけど、

俺が目を見つめたら顔を赤くして
後ずさってんの、






え、なになにこの子。
可愛すぎかって。



仕事の疲れもぜ〜んぶふっとぶ、、、、、
ってそうじゃないか。






慧 「 …っ、ちょっとまって！」

A 「 なんですかっ！？もう！」


慧 「 近づかなきゃ、、何もできないでしょ？ 」




そう言い、Aちゃんの手を握る。


A 「 、、、なんなんですか？ 」

慧 「 俺の気持ち、わかんない？ 」


A 「 っ、わかりませんよ 、いのおさんの気持ちなんて。
…失礼します」




Aちゃんは、俺に握られていた手を振り払って
行ってしまった。



盛大なため息と、自分への情けなさが
一気に溢れ出てくる。



慧 「 …、 だっせえ、おれ 」








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You side.

意味不明な理由でいのおさんに呼び出された。
…なに、あれ。


わたし、いのおさんにどんな気持ちを抱いてる…？？
もう、わかんないよ。


なんて考えながら、社内を歩いてた。




涼介 「 Aちゃん？どうしたの、暗い顔して 。」

A 「 山田くん… いのおさんに呼び出されてさ、、、ちょっとね。」


仕事関係でも何でもなかったけど…。





涼介 「 もしかして、お昼まだ？」

A「 あ、うん。」





涼介 「 じゃあさ、一緒に食べない？ 」


A「 うん、もちろん！ 」









今はふたりでお昼休憩してて、
山田くんに話を聞いてもらってる。



涼介 「 …それにしても、なんで 伊野尾さんに呼び出されたの？ 」

A 「 仕事関係でも何でもないんだけどね…。なにが言いたいんだか、あの人は 」


そう言うと、山田くんの顔が曇った。








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