Puppy Boo. # Kei.Inoo

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You side.



慧 「 …ねえ、まだ終わらないの ？ 」

あれから1時間以上経った。
しかし、尋常じゃない量で。

終わる気配を感じられない。








A 「 もう、量多すぎるんですよ…そんな事言ってるなら
いのおさんも手伝ってください！！ 」



慧 「 やだ〜っ。手伝わない！」



A 「 じゃあ帰ってくださいよ…。」




慧 「 それもやだ。… 送ってあげる、仕事終わるまで待ってるから 」






…………。 え、それだけのために？
私を待っててくれた、ってこと？








慧 「 ほらっ、さっさと終わらす ！！ 」


A 「 でも悪いですって！」



慧 「 これは上司命令でもあるの。ね、？」

A 「 …っ 、わ、分かりましたよ…。」




少し色っぽい、
大きな二重の瞳に見つめられ

断ることはできない…わたし、いのおさんに弱い。 (



送ってもらうなら急がなきゃ、と書類を持って少し小走りすると









A 「 うわぁっ、！」





… それはまあ、ど派手とまではいかないけど …転んでしまった。



慧 「 …ぷっ、ちょっとAちゃん大丈夫？ 」

いのおさんはひとりでけらけら笑っていた。




A 「 いのおさんに送ってもらうなら急がなきゃなって思ったんです、！！」


そう言うと、いのおさんは笑いが止まり
「ほぇ？」というような顔でまじまじと私を見てきた。








慧 「 … かわいい、」


俯いていのおさんが何か呟いたけど、
聞き取れなかった。




A 「 なんですか、いのおさん？」

慧 「 なんでもない！ 」








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