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再びキックオフ。
ボールが動き始めると、秋葉名戸中が今度は守備を固め始めた。それでも染岡は相手選手のブロックを躱し、ゴールへと突っ込んでいく。
「行くぞ！“五・里・霧・中”ー！」
デフェンスに入った秋葉名戸中の3人が、脚をばたつかせて砂煙を起こす。それでも流石は染岡、怯むことなくゴール真正面を狙った“ドラゴンクラッシュ”。
「やったか……？！」
しかし、染岡のシュートはゴールの後ろへ。その後、何人かがシュートを続けるものの、全て外れている。
『皆の技術は確かなものだ、ゴールの真正面や入るコースを狙ったシュートを打っている。けれどシュートは決まらない、ボールがどう動いているのかは砂煙によって見えない……見えない？』
ふと、大神はシュートを受けている筈のGKに目を向けた。止める度に疲れているのかと思っていたが、それにしてはボールが向かった方向には居ない。必ず、左のゴールポスト付近に倒れている。
ボールの方も不自然だ、ゴールよりも後ろに転がっている。弾くならば前へ、止めたならば手元へボールがある筈だ。
『そして、地面にある引きずった跡……隠されたゴール……そんな馬鹿なことが……』
目金は何かに気づいた、表情は珍しく鋭い。ならば、彼が何とかする筈だ。彼は唯一、秋葉名戸中との波長が合っている。適材適所というものがあるが、今回は目金が適任だ。
『あはは、面倒な事してくれちゃって。』
「……お前は随分と余裕そうだな。」
『焦ることは無いさ、大丈夫。』
試合時間、残りあと少し。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
