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「いやァ、本当にすげぇもん観せてもらったわ。」
『君が楽しそうでなによりだよ。』
雷門OB、基、“イナズマイレブン”の練習試合を終え、大神は東と庶民的なレストランで昼食をとっていた。
「初めて帝国学園と試合してた日を思い出すな。あの頃は大神は居なかったし、全然相手についていけてなかったし……色々変わったもんだな。」
『成長した、と言ってくれたまえ。』
「はいはい、成長したな。」
不満げな顔をして指摘した大神。東は流すように雑な返しをするが、大神は満足したように息をつく。
一連の会話が終わり、大神は食事の手を止めて東を見た。
『東とは、もう随分と長い付き合いになるな。』
「……え、突然何？何があんの、怖いんだけど。」
『ははッ、そんなに身構える内容じゃないよ。
君だけには報告しておこうと思うんだ。僕が今、取り戻せている記憶について。』
東は手に持った食器を落としかけた。慌てて持ち直し、恐る恐る大神の顔色を伺う。その様子はさしていつもと変わらず、大神にとって悪いものではなかったのだと察した。
学校からも姿を消した程だ。父親に閉じ込められて酷い仕打ちを受けていたのではないかと……悪い想像をしていた東は杞憂だったな、と肩を竦めた。
「んで？その取り戻せてる記憶っては、俺だけに話していいわけ？」
『父さんに話すのはリスクが高い、円堂や風丸たちにはFFに集中してほしいからね。』
大神は大して汚れてもいない口元を紙ナプキンで拭い、取り戻したという記憶の内容についての説明を始めた。
『僕は、どうやら1年前に帝国学園に在籍していたようなんだ。学園生活をどう過ごしていたのかまでは分からないんだが、部活動でサッカーをしていた間の記憶はある。』
「へぇ。まぁ、お前程のお人が帝国学園に通っていたとしても、何ら不思議には思わないな。
そんで、ええと……サッカーしてたの？文武両道の学校だからおじさんも許可した、とかなのかな。」
『さぁね、その時父さんが何を思っていたのかは知らない。そもそも、どうして当時の僕がサッカーを選んだのか……』
母さんと最期に出掛けた理由だからかな、と大神は自嘲的に笑った。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
