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「ぃやったぞー！！！」
「「「やったぞー！！！！」」」
円堂が歓喜の叫びを上げ、それに便乗する様にその場のほぼ全員が歓喜する。
木野が呆れた様に、けれど嬉しそうに「もう、何度目よ」と笑った。
「良いじゃないか、何度だって！
俺たちは、優勝したぞー！！！」
「「「優勝したぞー！！！！」」」
地区大会優勝、いつ最近まで廃部寸前だったとは思えない成長具合に、喜ばない者は居ない。その騒がしさの中、薄い意識で耳を立てていた大神は目を開く。
「あ、起きたか。何か食う？それとも飲み物？」
『ああ、起きた……どれくらい寝ていた？』
「寝たって言っても、軽く30分くらいだぞ。もう大丈夫か？」
『大丈夫……あー、円堂、烏龍茶お願い出来るかい。』
「分かった！」
伏せていた顔を上げれば、優勝カップが大神の目に止まる。改めて優勝したという実感が湧き、口角が上がった。
初めての優勝、自分たちの努力で勝ち取った勝利。雷門中という学校で、仲間である円堂たちと共に戦えたことを、大神は誇りに感じていた。
「しかし、帝国学園も全国大会に出られるとはな！」
「大舞台でもう一度戦えるなんて、今からワクワクするぜ！ほい、餃子お待ち！……と、烏龍茶！」
『言うねぇ……ああ、ありがとう。』
円堂は雷門に餃子を、大神に烏龍茶を渡す。直ぐに持ち場へ戻るべく、カウンターに背を向けた円堂に雷門が声を掛けた。
「それは、決勝まで勝ち進むという宣言と受け取ってよろしいかしら。」
「え？」
「前年度優勝校と同地区の出場校は、トーナメントの組み合わせが別ブロックになるのよ。だから、決勝以外の対戦はありえないわ。」
円堂は呆然と雷門の話を聞き、そして笑顔になる。その顔は心底楽しそうだ。
「へぇ……そうなのか！また帝国と決勝戦か！！」
「おいおい、気が早すぎるぜ。」
全国大会が始まってもいないというのに、既に自分たちが決勝に進んでいる前提に話をする円堂。土門が呆れた様に言いはするも、その心もきっと勝ち進むこと以外は考えていない事だろう。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
