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目金の想いが伝わり、正々堂々と勝負することにしたらしい秋葉名戸中。目金が身体を張って取り戻したこの試合に、全員の指揮が上がる。
『あは、僕の出番だよねェ！』
大神はメイド服を脱ぎ捨て、ソックスやシューズを履き替えてチームメイトの元へ向かった。抜けたFWに大神が入る。
『2トップに上げていただけるとは、光栄だね。残り時間は少ない、全力で行かせてもらおうか！』
「珍しく張り切ってるな、大神。」
『あは、恨み辛みも兼ねてね！』
「お前、その動機はどうなんだよ……」
大神は染岡と少しばかり会話をし、キックオフのホイッスルで動き出す。
ボールは秋葉名戸中から始まり、中盤でパスの流れを大神がカット。前線に出ている染岡へとパスが渡る。
「お前がシュート打たなくていいのか？！」
『まぁまぁ、とりあえず打ちたまえ！』
大神の言葉を後押しする様に、目金も染岡に呼びかける。大神が人差し指を上に向け、その意図を理解した染岡は“ドラゴンクラッシュ”を放った。そのボールは空に向かい、天へ昇っていく。
『ナイスシュートだよ、染岡くん！』
「な、速ェ？！」
大神は既にセンターサークル付近から、ゴール前まで移動してきていた。大神は高く飛び上がり、ボールを蹴りつける。
『“ザ・グラム”！』
“ドラゴンクラッシュ”に“ザ・グラム”がオーバーライド、試合終了間近のゴールに突き刺さった。
『
大神は染岡に駆け寄り、ハイタッチを求めた。染岡も満更ではなく、笑顔でこれに応じる。
「お前の気持ちは分かったが、ちっとオーバーキルすぎやしないか？」
『正々堂々やるのが、僕らのサッカーだろう？』
寒気がする程の笑みで笑う大神を横目に、染岡は呆れたように溜息をついた。
恨みは怖いものである。
試合終了のホイッスル、結果は2-1。
雷門中の勝利。
『ところで何故僕がメイド服を着たら、特例を認めてくれたのかな？』
「ズバリ！監督がアニメで推している、今は亡きメイドに似ていたからだ！」
『圧倒的私念では……？僕似のキャラ、殺されてるのかい？』
「一緒に写真撮ってあげて欲しいんだなー！あ、このポーズをするんだな！！」
『……おい、おいおい。』
知らなくて良いことが世の中にはある。
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鷹羽(プロフ) - 雪華さん» 詳しく知っているアニメはあまり多くないのですが、上げるとするなら、このイナイレであったり、ジャンプコミックスのアニメ化した作品あたりを知っています。 (2021年3月6日 16時) (
レス) id: 338e0ddf16 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鷹羽 | 作成日時：2021年2月26日 12時
