守りたい ページ6
ガチャリ…!
扉が開くやいなやサンジはMr.3を遠くへ蹴り飛ばす
Mr.3「へぶっ!!」
あー…可哀想に…
サンジ「急ごう時間がねぇ!!」
ビビ「でもあの通路にはまだバナナワニが…!」
A『それならもうルフィ達が倒してるよ』
隣を見ると倒されたバナナワニの山が出来ていた
うーん。阿鼻叫喚…
だけどこれで外に出られる!
そう思ったその時…
ピシッ!
ドォオオオ…!
ナミ「みっ水が!!」
スモーカー「くそっ…!」
ルフィ「あああああ!!」
突然壁が壊れ大量の水が流れ込む
私達は呆気なく飲み込まれた
ゴボボッ…
息が出来ない…!
薄れゆく意識の中スモーカーの姿を見つける
そうだ!スモーカーも泳げないんだ…助…け…ないと…
私は、なけなしの力でスモーカーに手を伸ばす
お願い届いて!
スモーカー「…!くっ!!」
スモーカーは私の存在に気がつくと
伸ばす手を掴まず私を水面へと蹴りあげる
っ…!?そんなことをしたら!
私が水面へと上がる代わりに蹴った反動で
スモーカーは更に底へと沈んでいく
A⦅なんで…なんで!!スモーカー!!⦆
私とスモーカーの距離がどんどん遠くなる
自分の無力さを噛み締めている時ゾロが私を抱え地上へと運ぶ
…
ガハッ…ゴホゴッホ!!
A『ゾロ…!まだスモーカーがっ!!』
ゾロ「あぁ!?敵だぞ!」
A『お願い…!!ゾロ!!』
ゾロ「チッ…!」
ザバン!
ゾロは再び水の中に入る
…
しばらくたってゾロがスモーカーを抱え上がってくる
私は急いで彼らにかけよる
A『スモーカー!スモーカー!』
スモーカー「……ガハァッ!ゲホッ!!」
A『…良かった。生きてた…どうして私なんかを!!』
彼を助けられなかった歯がゆさに
涙がボロボロとこぼれる
そんな私の涙をスモーカーが手で拭う
スモーカー「…」
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作者名:稀世 キヨ | 作成日時:2018年8月30日 0時