あなたのために ページ15
ﾁｮｯﾊﾟｰ「どうしたんだ？」
ゾロ「上の様子がおかしい」
ナミ「ビビが…顔を出さないの」
しばらくたってやっとビビが
時計台から顔を見せる
ビビ「大変みんな！！」
ナミ「ビビ！！」
ビビ「砲弾が時限式なの！！！このままだと爆発しちゃう！！」
ｶﾁ…ｶﾁ…
「「な…」」
「「何だとォーー！！？」」
サンジ「くそ！なんてこった！砲撃を止めたのに砲弾が…」
ウソップ「広場爆発の阻止なんて…始めから無理だったってのか！？」
ビビ「…ここまで探させておいて…！！一体どこまでバカにすれば気が済むのよ！！」
「クロコダイル！！！」
どうしようも出来ない現状に
今までの苦労を嘲笑うクロコダイルの行動に
悔しくて歯がゆくて…
ガンッ！ガン！！
力いっぱい大砲を叩くことしか出来やしない
『遅くなってごめんね…』
ビビ「Aさん！？ペル！！」
A『爆発はどうなったの』
ビビ「二人とも聞いて！砲弾が時限式で今にも爆発しちゃいそうなの！」
ｶﾁ…ｶﾁ…
その言葉にAは驚いた顔をするが
ペルはどこか知っていたような覚悟を決めた表情をしていた
ペル「…懐かしい場所ですね。破天荒なあなたには手を焼かされっぱなしで……ですが」
ペル「…この国に生まれネフェルタリ家に仕えられた事を心より誇らしく思います。そしてこの命をあなたに救われました」
だから
「私はこの国と…ビビ様…そしてあなたのためにこの命を使いたい」
優しくAの頬を撫でると大砲から砲弾を取り出し
A『なにをする気！！？』
ビビ「…っ」
空高く飛び立っていった
ｶﾁ…ｶﾁ…
ｶﾁ
ドォォン…！！！
A『ペルーーーーーーー！！』
ー我…
アラバスタの守護神ファルコン
王家の敵を討ち滅ぼす者なりー
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作者名：稀世 キヨ | 作成日時：2018年8月30日 0時
