声 ページ12
sideビビ
体が落ちていく
どうして声が届かないの…
もう誰にも…私の声は…
悔しい…悔しい！！
無力にも落下していく自分に腹が立った
私はなにも守れずに…
その時誰かが私を持ち上げる
？「間に合ってよかった」
ビビ「Aさん！！」
それは鳥に変身していたAさんだった
私はいつも彼女に助けられてばかりだ…
辛い時…恐怖と焦りでどうしようもない時…
いつもそばにいてくれた
不甲斐なさから涙がボロボロと零れる
ビビ「Aさん！広場の爆発まで時間がないの！！もう皆やられちゃったし…！私の声はもう…誰にも届かない。このままじゃ国が…！！」
A『届いてるよ』
A『ビビの声 私達にちゃんと！』
Aがいつもの様に微笑む
すると遠くの空から何かがこちらへ向かってくる
ビビ「あれは…」
ルフィ「クロコダイルーーー！！」
鳥化したペルの背中に乗るルフィの姿だった
A『ほらね 届いてるでしょ。ビビの声』
あぁ私は…
ビビ「…うん！」
私はあなたみたいに強くなれるでしょうか
ーーー
ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ「どうやって流砂から…！」
Aはビビを地上へと降ろす
するとルフィだけでなくウソップやサンジ…全員が集まった
A｟よかった…皆無事だったんだ…｠
なんかゾロは尋常じゃないくらい血を流してるけど…致死量だろあれ
A『…ルフィ？これからどうする？』
ルフィ「…」
ルフィ「俺は…あいつにいっぺん負けちまった。だから負けねぇ！！あとよろしくたのむ！」
全員が彼の言葉に笑う
ウソップ「お前じゃなきゃ誰が勝てるってんだ！！」
ゾロ「さっさと行ってこい」
ルフィ「あぁ！！」
「終わりにするぞ！！全部！！」
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作者名：稀世 キヨ | 作成日時：2018年8月30日 0時
