メニュー(44)兵庫水軍32 ページ45
鬼蜘蛛丸「へえ、どれ、これか？綺麗なカクテルだな。」
シャリキンを取り、匙で口に入れる。
鬼蜘蛛丸「ほう！確かに旨い！吟醸酒を凍らせた奴なんて初めてだ。中身の梅の甘露煮と合うな。酒精がよく分かる。旨いな！」
乱太郎「わ〜、ふわふわする〜。この梅のかき氷美味しい〜。」
見ると、驚いた事に、乱太郎がシャリキンを食べていた。カクテルに夢中になっていた鬼蜘蛛丸達は気づかなかったのだ。慌てて乱太郎の手からカクテルグラスを取りあげる。
義丸「わっ！ら、乱太郎さん駄目です！これは酒なんですよ！吟醸酒なんか貴方達が口に入れたりしたら、ひっくり返リますよっ！あ〜あ、駄目だこりゃ。完全に酔っぱらっちまってやがる…。」
鬼蜘蛛丸「いかんっ！義丸、舳丸、手を貸せ！乱太郎さんをこっちに寝かせるんだ！大丈夫ですか乱太郎さん！」
舳丸「へい！全く！何で気づかなかったんですか兄貴達！」
義丸「うるせえよ！お前だってそうじゃねえかっ！」
伊作「ら、乱太郎っ！ほら、酔い覚ましだよ。飲んで…！」
間切「酔い覚まし？」
伊作「はい。万一の為に、兵庫水軍の方達用に持ってきてたんです！あれ…？駄目だ。口を開けてくれない！」
義丸「善法寺さん、その薬瓶貸してくださいっ！」
義丸は、薬瓶を引っ手繰るように取ると、中身を口に含み、乱太郎を抱き寄せて、口移しに酔い覚ましの薬を飲ませた。
鬼蜘蛛丸「お、おい義丸！いくら何でも、子供に口移しは…！」
義丸「仕方ねえだろ？急性アル中にでもなって見ろ！それこそ一大事だろっ！」
乱太郎「あ…あの…、もう大丈夫ですから。離して頂けますか…？」
網問「義丸の兄貴！何時まで抱き付いてるんですか？稚児趣味扱いされますよ！」
鬼蜘蛛丸「稚児っ…、お、おい義丸っ！早く離せ！変な誤解を招いてるぞお前！」
義丸「ふ、ふざけんな！何なんだよ！恩人を助けたのに、何で幼児趣味の変態扱いされなきゃならねえんだよ！馬鹿にしやがって！鬼蜘蛛丸！網問…！てめえらっ！帰ったら憶えてろよ！」
乱太郎「義丸さん！怒るのは止めて下さい！ちゃんと分かってますから、助けてくれたって。鬼蜘蛛丸さんと網問さんも大丈夫ですから。悪いのはお酒を間違って飲んだ私ですから！」
鬼蜘蛛丸「あっ…、すいません。義丸。早く！」
義丸「あ？げっ…、済みません。乱太郎さん！」
慌てて乱太郎を腕から離した。
皆は、微妙な雰囲気になっていた。
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宇佐美白百合(プロフ) - メニュー(12)が抜けてます。 (2023年3月29日 18時) (
レス) id: eefbdae5f4 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - リアルさんは忙しいんですか？ゆっくり続編楽しみにしてます｡ (2019年9月23日 14時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» ごめんなさい(>_<)ご指摘感謝致します。兵庫水軍の異世界食堂のお食事会お楽しみに！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - ﾒﾆｭｰ(9)が抜けてます(汗) (2019年8月29日 17時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - みこちさん» 楽しみです！頑張って下さい(⌒‐⌒) (2019年8月17日 13時) (レス) id: a634d5c031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2019年8月17日 11時
