メニュー(14)番外編 兵庫水軍3 ページ15
義丸「うっ…、ん…はっ！此処は…」
ジャラ…！
義丸「くっ！いつの間に！鎖で手首を…！くそっ！」
意識を取り戻した義丸。其処は、薄暗い部屋の中だった。見ると、乱太郎ときり丸が、手首を後ろ手に縛られて寝かされており、舳丸達も、同じように後ろ手に縛られていた。義丸は、手首に手枷をはめられて、天井から鎖で吊されていた。
義丸「おい、お前ら！起きろっ！くそっ！ふざけた真似しやがって！」
義丸は、鎖を解こうと身もがいたが、痺れ針の効果に体が麻痺しており、まともに力が入らない。
？「お目覚めか？兵庫水軍の義丸。あの時の借りを返したくてな。気分はどうだ。しかし良いざまだな。お前らの頭が見たら、どんな面するか見物だな」
？2「お仲間も起きる頃だな。何なら、この場で殺しちまっても構わないんだがな」
言いながら、舳丸に近寄ると、首筋に刀を近づけ、軽く切り傷を付ける。
義丸「っ！止めろっ！舳丸達に触るなっ！…っ！思い出した！何処かで見たツラだと思ったら…！てめえら、あの時の人攫いの海賊崩れ共か！こんな真似しやがって！もう二度とあんたたちのシマで悪さはしねえって言っときながら！お頭の情けを仇で返しやがって！舳丸達まで巻き込みやがって！てめえら…！只で済むと思うな！」
？「減らず口も今のうちだ。さて、始めるとするか、これを見ろ！」
懐から小さな瓶を取り出すと、針の先に、瓶の中身の液体を付けた。
義丸「止めろっ！何を始める気だ！」
？「そう怖い顔をするな。大丈夫だよ。只の自白剤だからな。此奴を…」
舳丸達に近寄ると、乱太郎ときり丸以外の全員に、首筋に針を刺した。
重「止せっ。うっ！」舳丸「止めろ！うっ。」網問「くそっ！あうっ！」間切「ぐっ！くそっ！」
？「さて、仕上げと行くか。おい、お前ら！義丸を助けたけりゃ、兵庫水軍の秘密を洗いざらい話しな。でないと…」
腰に差していた鞭を外し、義丸に歩み寄った。
義丸「っ！何しやがる！」
バシッ！義丸「うあっ！くっ…！貴様…！」
鞭に背中を容赦無く打たれる。
舳丸「義丸っ！止めろ！貴様らっ！」
網問「頼む！止めてくれっ！」
義丸「俺は大丈夫だ。お前ら！絶対に何も喋るんじゃ無えぞ！お頭を裏切るような真似だけはするんじゃ無えっ！いいか、兵庫水軍の誇りだけは捨てるなっ！」
？「やせ我慢はよしな。そらよっ！」
バンッ！
義丸「ぐっ！」
バシッ！
義丸「うああっ！く、くそ野郎…！」
意識を保つだけで精一杯だった。
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宇佐美白百合(プロフ) - メニュー(12)が抜けてます。 (2023年3月29日 18時) (
レス) id: eefbdae5f4 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - リアルさんは忙しいんですか？ゆっくり続編楽しみにしてます｡ (2019年9月23日 14時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» ごめんなさい(>_<)ご指摘感謝致します。兵庫水軍の異世界食堂のお食事会お楽しみに！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - ﾒﾆｭｰ(9)が抜けてます(汗) (2019年8月29日 17時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - みこちさん» 楽しみです！頑張って下さい(⌒‐⌒) (2019年8月17日 13時) (レス) id: a634d5c031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2019年8月17日 11時
