メニュー45年生 (11) ページ40
皆は、早速デザートの注文を始めた。タカ丸は、勿論、
タカ丸「僕は、甘酒のパフェをお願い。立花君が教えてくれてたんだ。この店に来たら、メニューに加えてくれるって!あと一つ、この、チーズカスタードパイをお願い。美味しそう〜!」
久々知「私にも、甘酒パフェを頼む。あと、豆腐クリームのティラミスも頼む」
竹谷「俺は、この:信玄餅シュークリームって奴をくれ」
尾浜「俺は、苺のタルトと、栗の甘露煮のロールケーキを頼む」
滝夜叉丸「私は、クレープシュゼットという奴をくれ。メニューを見ると、たいそう美しい菓子のようだ。私に相応しいだろうな」
田村「私は、アップルパイを頼む」
雷蔵・三郎「俺達も!」
浜「俺は、メロンソーダと、レモンカスタードケーキを頼む」
綾部「僕は、ラムネフルーツポンチと、厚切りホットケーキをお願い。蜜は、メープルシロップで」
店主「畏まりました」
そして、まず、クレープシュゼットが、ワゴンに載せられて、運ばれてきた。
店主「では、こちらでお作り致しますね。クレープは、焼いてありますから」
そう言うと、コンロにクレープパンを掛けると、火を付けた。パンが温まると、バターを入れ、グラニュー糖を振り入れる。暫くすると、甘い香りが立ち始めた。
滝夜叉丸「ほう、良い香りだ…!」
次に、カップに入ったオレンジジュースをパンに注ぎ入れて、少し煮詰める。そして、その中に、皿のクレープを四つ折りにして入れる。少ししてから裏返すと、
店主「では、仕上げていきますね。火を入れます」
そう言うと、オレンジの皮を螺線切りにしたもののはしを持ち、その先をパンに浸した。そして、ワゴンに乗せてある瓶の蓋を開けると、中の液体を皮に掛けながら、火を付けた。ボッッ!青色の美しい炎が上がり、皮を伝ってパンの中のクレープを包む。素晴らしい香りが漂う。
タカ丸「うわ〜!良い香り〜!これお酒の香りだよね!果物の皮の香りとお酒の香りを付けてるんだね!お洒落だな」
店主「ええ。フランベというやり方なんです。先ほど火を付けたのは、グランマニエというオレンジの香りのリキュールですよ。お酒の一種です。因みに、オレンジジュースは、この皮の中身です。先程絞っておきました」
そして火が消えると、皮を除けて、オレンジのソースを掛けて、切り分けたフルーツを乗せると、滝夜叉丸の前に置いた。
店主「お待たせしました。クレープシュゼットです」
柔らかな香りを出すクレープ。
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みこち(プロフ) - 愛さん» コメント拝見致しました。異世界食堂のファンでして、忍たま達を是非とも行かせて見たくて書きました。楽しんでいただけて嬉しいです! (2019年8月14日 7時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 面白いです!(o^−^o)一度料理食べてみたいなぁ〜笑( ゜ρ゜ ) (2019年8月13日 23時) (レス) id: a634d5c031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2019年7月10日 16時