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店主「大丈夫ですよ。それも、デザートですから。まずは、お味をお楽しみください。お熱いですから、お気を付けて召し上がって下さい」
留三郎「？あ、ああ。じゃあ」
スプーンを表面に差し込む。パリッ…パリパリッ！軽い音と共に、薄茶色の表面の膜が割れて砕けていく」
留三郎「…っ！なんだこれ！わ…、甘い香りがするぞ。中身は、黄色いな。どれ…」
匙で、熱い中身を掬い、一口。
留三郎「えっ？これ、確かにデザートだな！優しい甘さだな。なんかさっき伊作が味見させてくれた、カスタードクリームに似た味だが、あれとは少し違うな。それに、この香り…。店主！この黄色い奴は、カスタードクリームじゃ無いだろう？後、何か酒を入れてるだろこれ！香りが良い」
店主「流石ですね。確かに、それには葡萄酒を少し加えてあります。後、カスタードクリームに入れてある材料の一つが、それには入れて無いんですよ。葡萄酒は、それの代わりに入れてあるんです。カスタードクリームよりさらりとした感じに仕上げるためです」
留三郎「やっぱりな。さて、中身は…？果物の砂糖煮みたいだな。まずこれは、んっ、ミカンだな。爽やかで、熱々だな。噛むと、爽やかな甘い汁がたまらないな。次のは、リンゴか。柔らかいな。歯触りが良い。後は、あっ！これ、伊作のパフェに入ってた奴！バナナか？とろけるみたいだな。柔らかい上に、凄く甘くなってるな。美味い。最後のこの二つは…？ああ、苺と桃か。火を通してあるから、酸味と甘味が最高だな。美味いぞこれ！」
伊作「留三郎。バナナ少しくれない？美味しそう」
留三郎「ん？ああ良いぜ。ほら伊作」
伊作「あ〜ん」
留三郎「おいおい。子供みたいだなお前」
潮江「全くだな。お子ちゃまめ」
仙蔵「まあ良いではないか。もっとも、あれは、伊作がやるから可愛げがあるんだぞ。文次郎。貴様などがやって見ろ。何所の化け物かと思われて、悲鳴が上がるのが落ちだろうがな」
これを聞いた文次郎は、ギギギと仙蔵に顔を向け、こめかみに青筋を立てたが、流石に我慢している。
伊作「パク。わあ…とろけるみたいだな…。バナナって、火を通すと、こんなに甘くて柔らかくなるんだね…。あれ？ねえ留三郎。これ、何かアップルパイの味付けに入ってた奴に似た味がしないかい？」
留三郎「そういや、微かにそんな味がしたような…」
店主「凄いですね。そうですよ。それにはアップルパイと同じ、シナモンっていう香辛料が入れてあります」
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みこち(プロフ) - 愛さん» コメント拝見致しました。異世界食堂のファンでして、忍たま達を是非とも行かせて見たくて書きました。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2019年8月14日 7時) (
レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 面白いです！(o^−^o)一度料理食べてみたいなぁ〜笑( ゜ρ゜ ) (2019年8月13日 23時) (レス) id: a634d5c031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2019年7月10日 16時
