幕間・阿鼻叫喚 ページ7
装備を取り上げられて、何が出来ると嘲笑う黒服達
が…
バッ!
フェリオは反動を付けて、手近な黒服の懐に肉薄為ると、
素早くしゃがみ、一気に立ち上がりざまに叫びながら
フェリオ「金的アタック第二弾、熊五郎スペシャルっ!!」
フェリオ「やっ!」バシッ!
フェリオ「そらよっ!」ボグシャッ!!
フェリオ「糞豚共がっ!貴様等には(こんな汚物)は不要だっ!」ベチャアッ!
最後に、館主に詰め寄ると…
館主「き、貴様…まさか雇われた衛兵か!見た目が可愛いからてっきり!」
フェリオ「関係無いってんだよ!くたばれ!」ボグシャッ!
黒服その壱「もげらっ!」
黒服その弐「ひでぶっ!!」
黒服その参「あべしっ!?!」
フェリオのお下劣…否、必殺蹴り上げが炸裂する。
何と、館主を含めた黒服達は全員…
所謂金的(股間を力任せに蹴り上げる事)をフェリオにぶち込まれ、
白目を剥いたまま、股間を押さえて痙攣し始めてしまった。
ぎゃははははっ!!!なにあれ!お、おかしい!
捕らわれていた筈の男児達も、指を差しながら爆笑為ている。
客達は逃げようとしたが、
フェリオ「待ちなよ。如・何・に・行くつもりかな?動かないでくれないかな?じゃ無いと…俺手が…いいや、脚がうっかり滑っちゃうかもな?」
フェリオは腕を組みながら仁王立ちし、
出口を背に為て塞ぎながら、
魔力を放ち…満面の笑顔で恫喝為る。
直ぐに硬直してしまい、黙り込んだ客達を縛り上げ、
役人に通達為て、何とか男児達を救い出したのだ。
―回想終わり―
不死川「お、お前…熊五郎スペシャルって…一体誰に、ンなお下劣な攻撃手段習ったんだ!恥ずかしく無ぇのかよっ!」
フェリオ「あんたも男なら知ってるだろ?野郎を手っ取り早く瞬殺するには、アレが一番効果覿面なんだ、あんな餓鬼達を慰み者にする鬼畜には、あれ位が丁度良いのさ」
悪戯っぽく笑うフェリオ。
不死川「お前な…その面でその台詞は」
呆れたなと笑顔を浮かべて、
フェリオをそっと抱き上げると、地面に横たえる。
フェリオの両の脇腹に腕をつき、真向かいにフェリオを見下ろすような体制になる不死川。
フェリオ「フフ…あんたやっぱり、そっちの気在るんじゃ?」
不死川「違ぇ。お前が気に入ったから、離れる前に少しならって思ったんだよ。一応言っとくが…間違えても金的なんか打ち噛ますなよ!」
フェリオ「あんた相手にする訳在るかよ。ぶっ殺されちまうし」
不死川「違いないな。じゃ…」
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みこち(プロフ) - 光柱の沙さん» 有難う御座います。本編間もなく再開します! (2022年11月4日 5時) (レス) @page4 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
光柱の沙(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2022年11月3日 22時) (レス) id: 35c79308e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち | 作成日時:2022年10月31日 4時