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剣闘士の曇り無き誇り ページ18

その間にも、ラファーガの力は緩まない。

ググ…バシッ!

炭治郎「くっ…うあっ!」

ラファーガが軽く引いた剣を一振りしただけで、

ドゥッ!!

数メートル後方に吹っ飛ばされた。

不死川「竈門っ!」

間髪入れず、次なる標的目掛けて、更なる構えに入るラファーガ。

此を見て、煉獄は直ぐさまエスクードを召喚する。

煉獄「俺が相手だ!来い!」

ガッ、カシッ、ガキッ!!シュバッ!

煉獄「くっ!重い、そして…速い!」

矢次場に、次々に左右の死角から的確な太刀筋が煉獄を攻撃する。

煉獄(この剣を振るう速度と撃ち込む重さ…俺達柱に匹敵する剣捌きだ!全集中の呼吸を使わずに此だけの力を…!)

真正面から攻撃為れている為、迎撃自体は辛うじて出来る。

煉獄は撃ち込まれてくる剣を必死に弾いているが、相手の込められた力と動きには、隙と無駄が全く無いのだ。

此の儘では、反撃が難しくなる!

不死川が舌打ちし、ラファーガにエスクードを構える。

シィアアア…!!

風の呼吸を使いながら、

不死川「煉獄から離れろっ!」

シャッ!

ラファーガの左脇目掛けて振り上げるが、

何故かラファーガは、この不死川の一閃が見えていたにも関わらず、

ズァッ…!ストッ!

何と、鮮やかに背面宙返りをして、先程の場所よりも手近な岩の尖塔上に降り立った。

不死川「…?!何だ彼奴、どういう積もりだ。あの力と躰捌きなら、簡単に俺達に纏めて掛かれる筈だろ?さっきの竈門を助けた時と言い、あれじゃ、まるで…」

不意討ちや、多勢に無勢のようなやり方は、

己の好みでは無い。

煉獄「とでも言っているみたいだ。と言うのか?」

不死川「ああ、どう考えても…アレは正々堂々と、騎士道や武士道精神みたいなやり方を信条としてる奴の動き方だぜ?操られてるなら、そんな配慮は為る筈無いだろうが普通は」

起き上がった炭治郎も、些か困惑した顔付きだ。

煉獄「やるならば、纏めてでは無く…一人ずつ直接一騎討ち…か。まさに騎士…いや、剣闘士だ」

不死川「おい!その動き方なら、あんた意思は在るんだろ?何が目的だ!其れよりか、まず名を名乗れよ!」

ラファーガ「剣闘士ラファーガ」

炭治郎「剣闘士ラファーガ…?変な苗字で…」

ペシッ!

不死川「違う!剣闘士ってのは、剣技のみで闘う剣士や戦士の事を指すんだよ。そん位覚えろっ!」

何かウィスパーみたいだ…

煉獄「貴様は、ザガートの仲間か!」

ラファーガの騎士道…誇りを掛けた一騎討ち!→←ラファーガの力



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みこち(プロフ) - 光柱の沙さん» 有難う御座います。本編間もなく再開します! (2022年11月4日 5時) (レス) @page4 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
光柱の沙(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2022年11月3日 22時) (レス) id: 35c79308e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこち | 作成日時:2022年10月31日 4時

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