忍たま×ナルト異聞録続編 (ページ7)

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サクラと伊作ページ7

noサイド

昼下がり、乱太郎達3人が遊んでいる。珍しく補習にならなかったからだ。

きり丸「なあ、かけっこしないか！』

乱太郎「うん。やろう！』

しんべえ「僕もやる！』

乱太郎達は、合図で一斉に走り出した。

乱太郎「あっ！』

きり丸「乱太郎！』

しんべえ「大丈夫！？あっ！膝から血が出てる！』

乱太郎達は、このあと鯛焼き屋に行く予定だったので、私服だった。乱太郎は、地面から出ていた折れた木の枝に転んだ時引っ掛けたらしく、ただ擦り剥いただけでなく、傷口が少し裂けて、血が流れ出ていた。

しんべえ「僕、伊作先輩呼んで来る！』

乱太郎「大丈夫だよしんべえ。まず止血しなくちゃ。』

ナルト「おい、お前らどうしたんだ！』

サクラ「血が！怪我してるの？』

ナルトとサクラが近づいてきた。二人はこの所度々学園を里への報告の為、訪れるようになっていた。サクラとナルトは、乱太郎達のそばに屈んだ。

サクラ「けっこう深い傷ね。痛むでしょ？今治してあげるわ。』

しんべえ「えっ？(今)？』

乱太郎「いえ、大丈夫です。これ位自分で出来ます！僕、保険委員ですから！』

ナルト「良いから、任せろよ。』

サクラは、右の手のひらを乱太郎の傷にかざすと、チャクラを練り始める。手のひらの周りに、淡い緑色の光が現れ、乱太郎の傷口が、見る間に塞がり始めた。まるで、ビデオの逆回しのように。

乱太郎「えっ……傷口が、塞がって行く……！』

しんべえ「本当だ！凄い！』

サクラ「終わったわ、もう大丈夫よ。』

その時、サクラ達の後から伊作の声がした。

伊作「な……何なんだい！？今のは！傷が跡形さえ無い！今の力は一体！？』