闇魔法の魔物 ページ37
何方でも無いのなら…！
煉獄「魔物…だな」
その瞬間！
ギュルルル…！！
先程の黒い渦が、煉獄の足元に浮かび上がる。
煉獄「最後はお前を…か？そうはさせんぞ！』
煉獄は左腕の宝玉から剣を召喚すると、
剣の切っ先を真下に向けて。
煉獄「2人を返して貰うっ！』
高く叫ぶと、剣を黒い渦に深々と突き立てた。
ドカッ！
ギィアアアーッ！！
耳障りな絶叫と共に、地面の黒い渦は塊と化すと、筒状の黒い影を引きながら空中に浮かび出て来た。
煉獄「出て来たな！ん…？竈門少年、不死川！何という事を！』
何と、黒い影の魔物の帯状の透けた体内には炭治郎と、不死川が閉じ込められていた。
炭治郎「く…苦…しい…！』
不死川「く、糞…！躰が…動かねぇ…！』
2人は躰ごと魔物の力で金縛りに掛けられている。呼吸も侭ならないようだ、あのままでは危ない！
煉獄「待ってろ2人共、今出してやる！』
右腕の肘当てに着いた手甲の宝玉に魔力を込めながら、人差し指を影の魔物の紅い目玉の付いた頭部に向ける。
此を見た2人は「お、おいちょっと待て！』という顔になる。
それに構わず、煉獄は炎魔法を放った。
煉獄「煉獄の弓矢！』
キュドッ！
ドカアッ！！
ガ…グアア…ガア…！！
苦しげな声を上げながら、躰部分にヒビが入り始め…
グバァンッ！！
頭を炎魔法で撃ち抜かれて潰された魔物は、黒い瘴気を上げながら爆発し、木っ端微塵に吹っ飛んでしまった。
爆圧を浴びる寸前で後方へと飛び退いた為、煉獄は何ともない。しかし…
爆発と共に魔物の体内から投げ出された2人は、肩先や腰を擦りながら躰を起こした。
煉獄「良かったな！2人共大丈夫か！』
炭治郎「は、はい、何とか。苦しかった…沼鬼の術で地下に引き込まれた時よりキツかった…』
だが、不死川は米神に青筋を立てて怒鳴った。
不死川「この大馬鹿野郎！何が「大丈夫か」だ！俺達諸共吹っ飛ばしてどーすんだテメェは！殺す気かってんだよ！巫山戯んなっ！』
ポン。
モコナ「キュウキュウ』
不死川「お前…喧嘩してる時かってのか？…判ったよ。確かにあれ以外にゃ方法無かったな、有りがとな煉獄』
3人は立ち上がると、再びモコナの先導で走り出す。
ー集落へとー
暫く行くと、行く手の開けた場所に、其れなりの街らしき集落が見えてきた。
しかし、何やら妙だ
日差しもうららかな昼時だと言うのに家々の扉は閉ざされ、人影が無いのだ
街が荒れている様子はないので廃墟の筈は無いのだが…
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アニメ好き学生！！(ぽわわ)(プロフ) - みこちさん» 了解です！！頑張ってくださいね。 (2022年6月25日 7時) (
レス) @page12 id: 12e821817d (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - アニメ好き学生！！(ぽわわ)さん» 有り難う御座います。個人的ながら、不死川さんは根は優しいという考えでこの作品では書いていますので。語尾に小さなカタカナが着くのは、きつめの感じになるので、着けるかは悩むところです。ご意見感謝します。完結迄必ず書きます！ (2022年6月25日 7時) (レス) @page18 id: 9c6f421553 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き学生！！(ぽわわ)(プロフ) - あの話の内容は面白いんですけど不死川さんの発言が少し優しすぎるところがあるというか、、あと、不死川さんって言葉の後ろに小さいォとかつくことが多いんですけどつけたらどうですか？そうすればもっと面白くなると思いますよ！！応援してます。頑張ってくださいね (2022年6月25日 6時) (レス) @page3 id: 12e821817d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち | 作成日時：2022年6月6日 11時
