魔物を呼ぶ鉱石 ページ26
其処は草1本生えていないだだっ広い大地が拓けており、その中央辺りの場所に…
約20メートル幅の円状の軽く凹んだ箇所に、まるで文字通りひしめき合うように魔物が数百匹近く固まって群れている
しかも其れ等は全てが中央を向いており、
その辺りには、黒光する艶やかな輝きを放つ鉱石らしき抱える程の物体が一つ、魔力の光を放ちながら浮いていた
魔物達はこの鉱石に集まっているのは明白である。しかし…
護っているのか、只単に鉱石が放つ魔力欲しさに離れないのか…?
しかし、其れはこの際関係無い。
問題は、仮にあの鉱石がエスクードであるか如何はこの際は別として、この状態では迂闊に近寄れば…鉱石を取り巻いている魔物共にこっちが八つ裂き間違い無しだと言う事だ
呼吸の型か魔法が使えれば一発だが、生憎と此処では何方も(呼吸に至ってはこの世界自体で)使えない。直に斬り倒すしか無いのだ。
炭治郎は元より…幾ら柱が2人居ても、この数を一辺に無傷のまま纏めてぶっ倒す…のは、はっきり言うが流石にほぼ不可能だ。
不死川「おいモコナ。まさか此処を彼処迄行けって事じゃ無いだろうな…?」
キュウ!キュウ!
そうそうと言うように頷く仕草をするモコナ。
不死川はあのな…!と言いたげにモコナの頚根っこを摘まんで、溜息をつきながら木立の入り口迄一旦戻る。
切株に腰を下ろして対策を練る事にする。
炭治郎「如何します?数が多すぎだ。あれじゃ流石に一筋縄じゃ行きません。引き返しますか?」
煉獄「待ちなさい。今更そうは行くまい。フェリオに相談してみよう。クレフも言っていただろう?この世界は魔物が凶暴化して徘徊為るようになったと、だが、あれは流石におかしい。何か在る筈だ。こういう場合は経験者の知恵を借りた方が確実だ」
不死川「フェリオにか?俺は反対だな。確かに根は悪人じゃ無いかも知れねぇが…彼奴には何か在る。全面的に信用するのは危険だと思うぜ俺は。抑も彼奴、一言も俺達に本当の事言ってないって判ってるか?」
煉獄「うむ…そうは言うがな…此処にはクレフもプレセア殿も居ないのだぞ?沈黙の森の内状に詳しい者で、今我々が相談出来るのはフェリオだけだ」
其処に、
フェリオ「その通り!」
上から声がして見上げれば、いつの間にか真上の大木の枝にフェリオが居る。
煉獄「フェリオ!聞いていたのか」
バッ、スタッ!
軽やかに地面に着地するフェリオ。
フェリオ「役に立つ時が来たようだな」
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アニメ好き学生!!(ぽわわ)(プロフ) - みこちさん» 了解です!!頑張ってくださいね。 (2022年6月25日 7時) (レス) @page12 id: 12e821817d (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - アニメ好き学生!!(ぽわわ)さん» 有り難う御座います。個人的ながら、不死川さんは根は優しいという考えでこの作品では書いていますので。語尾に小さなカタカナが着くのは、きつめの感じになるので、着けるかは悩むところです。ご意見感謝します。完結迄必ず書きます! (2022年6月25日 7時) (レス) @page18 id: 9c6f421553 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き学生!!(ぽわわ)(プロフ) - あの話の内容は面白いんですけど不死川さんの発言が少し優しすぎるところがあるというか、、あと、不死川さんって言葉の後ろに小さいォとかつくことが多いんですけどつけたらどうですか?そうすればもっと面白くなると思いますよ!!応援してます。頑張ってくださいね (2022年6月25日 6時) (レス) @page3 id: 12e821817d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこち | 作成日時:2022年6月6日 11時