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禰津子「ムー、ムー!!」
頭をぐりぐりと炭治郎の顔にこする。
かごめ「起きてよお兄ちゃん!って言ってるのね多分、仕草が小さい子みたいなのに、何て言ってるのか凄く判るわ」
伊黒「だが此の儘では、夢の中で喰われるまで永久に起きないぞ。如何する気だ」
禰津子は、呆れたように鼻を鳴らすと、何と…
ガツンッ!!
兄の額目掛けて頭突きをお見舞いしたのだ。
だが、原作を見た方なら知っているだろう。炭治郎は超絶的な石頭なのだ。
かごめ「えっ…嘘でしょ?頭突きしたほうが頭に血を流すなんて…」
かごめの言うとおり、反対に禰津子の方が頭に怪我をする始末なのだ。
伊之助「権八郎はとんでもねぇ石頭なんだよ。俺様も前にお見舞いされて、眼ぇ回して伸びちまったんだ。のーしんとーとか起こしたって言われたがな」
善逸「鼓屋敷の時だろ。あの時はああでもしなけりゃ、お前静かにならなかったからな…禰津子ちゃんに襲い掛かるわ炭治郎には喧嘩ふっかけるわ。そう言えば頭突きで思い出した。炭治郎から前に聞いたけど、炭治郎、お前の母さんが山道でデカいヒグマに襲われたときに、咄嗟に其奴に飛び掛かって頭突き喰らわして、其奴頭にビヨピヨちゃんをぐーるぐる回してぶっ倒れて気絶したとかって…ホントかあれ?」
煉獄「待ち給え…何だ其れは?!女性がヒグマを頭突きで倒しただと!?どんな石頭だ?竃門少年の頭突きの威力は 母親譲りなのか!」
炭治郎「本当です。俺と禰津子その時母さんと一緒だったんで。直ぐに三郎爺さんに連絡して、狩人さんに捌いて貰って、熊汁にしましたよ。近所にも肉とか肝を分けたら喜ばれました。茂達も喜んで食べてましたよ。最高だって。又食べたいな…」
不死川「マジかよそれ…嘘みたいな話だな!」
胡蝶「不死川さん、貴方だって竃門君に柱合裁判の時、頭突きを喰らって引っくり返されたじゃ無いですか、流石にあれには私も煉獄さんも固まってしまいましたけど。まあ、気絶しなかっただけましかも知れませんが」
かごめ「裁判で頭突きを…意味が判りませんけど」
不死川「おいこら胡蝶!人を俺らが狩る鬼みたいに言うんじゃ無い。其れじゃ何か、俺は馬鹿でかいヒグマ以上の化け物って立ち位置なのか!あの時は油断しただけだ!ああ、済まねぇがかごめ、悪いがその事は此処じゃ話せないから今は聞かないでくれ、知りたいなら後で話してやるから」
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作者名:みこち | 作成日時:2022年5月6日 4時