鬼滅の妖怪奇談

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フユニャン「「政府非公認、かつ帯刀許可が政府に認められていないにも係わらず刀を振るい、人を喰う鬼相手とは言え、殺傷行動をやらかす組織だ。従って、一般人に内状を無闇に悟られるのは宜しくない。事実、隊士でさえ柱や貴方の屋敷の正確な場所を決められた手順を踏まずに知れば、最悪は処刑しなくてはならない。鬼に情報が漏れる危険も出て来る。だから、何故自分達について詳しいのか説明してくれ」と？」

輝哉「話が早くて助かる」

ケータ「その事何ですが…実は、俺達が暮らす時代…世界には、漫画やアニメーションって言う娯楽が在ります、簡単に言うと、全くの想像で作った創作や、ある程度事実を元にした話を、絵にして書いた物を本にして売ったり、漫画を色を付けたり出てる人物の声とかを吹き込んだ物をストーリー仕立てに仕上げた作品を、映画って形でお金と引き換えに公開する仕事があるんです」

伊黒「映画？ああ、活動写真か？漫画も確かに有るには有るし。つまりは、娯楽の一貫として確立されていると？だが、其れが今の話にどう関わる？」

ジバニャン「其れが、その中に今爆発的に流行ってる作品があるんだニャ。「鬼滅の刃」って言う題名のアニメニャ。一言で言うと、あんた達の活躍や背後の事情を刻銘に描いた作品ニャ。出てるキャラ、起きてる出来事、何から何までそのまんまだニャ、たまたま似てる訳じゃ無いニャ、因みに、その作品の主人公は…其処に居る竃門炭治郎ニャ」

炭治郎「えっ？！俺が…その作品の主人公…？」

不死川「つまり、その中じゃ、其奴を中心に話が進んでく訳だな？アニメになってるならとーぜん原作もある筈だな。アニメは基本原作を元に作る筈だ。おい、怒りも問い詰めもしねぇから正直に答えろ。その…鬼滅の刃…だっけか、原作とアニメはどの辺りまで行ってる？物語なら順序を追いながら話が進んでく筈だよな。ありのままを言え」

ジバニャン「アニメは、遊郭編が少し前に終わってて、今年の秋口に刀鍛冶編が始まるニャ。勿論あんた達の抱えてる刀鍛冶の里が舞台ニャ。原作の方なら、一昨年の初めにもう完結してるニャ」

輝哉「其れの結末は…？」

フユニャン「勿論大団円だ。鬼舞辻無惨は倒されて消滅する。あんた達の完全勝利だ。只…やはり犠牲無しにとは行かない。最終決戦は無惨の城…無限城と言うんだが、その中で行われる。が…その戦いで生き残るのは、まず、柱は富岡と不死川のみだ。後の者は、一人を除いて皆戦死する」

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