鬼滅の妖怪奇談 (ページ31)

今日:21 hit、昨日:53 hit、合計:5,802 hit

煉獄への過去の暴露ページ31

煉獄「一応聞いておく。まさか…俺の炎の呼吸を全て知るなら、俺の過去や家族構成も知っているのか、言っておくが嘘を付いても無駄だぞ」

ジバニャン「其れは知ってるニャ。あんた達は呼吸の修行で五感を常人のレベルとは比べられない位上げてるから、感情の動きを匂いや音とかで簡単に見抜けるし、嘘とかは通じないニャ。家族は今はあと2人、弟の千寿郎、後父親の眞寿郎。その人は、奥さんの瑠火さんが亡くなったのと、あんたの家にある三冊の炎の呼吸の指南書に書いてある日の呼吸の威力といわれと凄まじさを知って、どうせこれ以上努力したって無駄だと思い込んで、焦燥感に囚われて無気力状態になって、やさぐれ親父に変身しちゃってふて寝暮らしをしてるニャ』

ガシッ！

ジバニャン「っ！？い、痛いニャ！何で俺っちの胸倉掴むニャ！』

煉獄「黙らないか！確かに家族構成と父の状態に関してはその通りだ。何故知っているのかは御館様に逢わせてからじっくりと聞くからとりあえず今は良い。今気に掛かる言葉が聞こえたが…日の呼吸の威力と凄まじさ…と言ったな。確かに俺の家…煉獄家には代々伝えられている炎の指南書は存在する。あれなら何度も全て端から端まで詠んだが、そんな事は何処にも記されてはいなかった！仮に其れが本当だとしたら、俺でさえ知らない事を、何故君達が知っている！』

ジバニャン「だから、鬼滅の刃の原作に全部書いてあるんだニャ！勿論そのシーンもニャ。「記されてない」んじゃなくて「其処だけ無い』の間違いだニャ！気付かないのかニャ？指南書の一冊に、一カ所だけ数ページ破り取られてる部分が在る筈だニャ！其処に其れが書いてあったんだニャ。瑠火さんが亡くなるのと同じ頃に、其処をあんたの父親がたまたま見て、怒るのと絶望で、其処だけ破いちゃったから無いんだニャ！』

かごめ「え？煉獄さん、貴方はその頃は、まだ柱には就かれて無かったんですよね？』

煉獄「ああ。俺はまだ平隊士の段階で…その時点では父が炎柱だった。そして…母上の死を境に、父は突然剣士も鬼殺隊士も柱の立場さえも辞してしまい…自室に引き篭もり、酒浸りの荒れた生活を送るようになってしまった。最初は、俺も訳が分からず、まだ歩く事さえ侭ならない千寿郎の事もあって、一体如何されたのですかと、何故教えを頂けなくなったのですかと詰め寄ったが、叱り飛ばされ…時には物を投げ付けられる程の荒れようで…父の説得を断念した俺は、自分で柱を目指して鍛錬を続けた』

御館様に逢うために→←お互いの立ち位置

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
 他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )