忍たまと鬼狩り交友記第三弾

食事前の珍騒動 ページ7

豆腐料理のフルコース…倒れる迄の量…職人顔負けの旨さ…！

蜜璃ならば「キャーッ！食べたい！」とか大喜びするだろうと煉獄は軽く笑った。

恋柱・甘露寺蜜璃。恋の呼吸を使う。

見た目も体つきも年相応の綺麗な肉感的の美少女だが、一つだけ問題がある

其れは、常人よりも筋肉密度が半端無く高い為、同じ年頃の娘とは食べる量が桁違いだという点だ

例を上げれば、普通なら餡蜜一杯とみたらし団子3串を乗せた皿一つ、抹茶一杯で軽くお腹を満たすとする

しかし、此が蜜璃の場合だと…餡蜜30杯、みたらし団子30串乗せた皿50皿、抹茶40杯で漸く、少し味見よりは口に入ったかな…？程度なのだ

ギャル曽根の比では無い。筋肉密度を維持するための肉体の代謝が半端無い為に、普通の食欲では収まらないのだ。

当然こんな有様では恋愛沙汰などご縁がとんと無い

お見合いを親の勧めでしてみても、彼女の食欲の量を見た相手は、大概がビビって逃げてしまう

女の子として産まれたからには、やはり素敵な異性に出逢いたい

だから蜜璃は、鬼殺隊に入ったのだ。人間離れした剣術を扱う団体ならば、自分の食欲を見ても快く容認してくれる殿方にも巡り会えるかも知れない。と

炭治郎「残念ですね…甘露寺さんが今回一緒だったら、きっと跳び上がって喜んだでしょうに」

善逸「まあな、あの子美味しくて沢山ある食事なら皆ウェルカムだから…」

久々知「あ、あの…その甘露寺って人なら豆腐料理のフルコース大丈夫なんですか？でしたら是非とも」

煉獄「そう言ってくれるのは有難いが…生憎今回の任務には同行していないのだ。機会が有れば、御館様に今度俺から直談判してみよう！」

食堂のおばちゃん「あらあら…済みませんね。処で、今日のお昼のメニューは…」

其処に何やら騒がしい叫びと、けたたましく掛ける音が響いてきた。食堂の方に近づいてくる。

？「こらーっ！天草四郎ーっ！勝手に散歩に行くなーっ！待てーっ！！」

ん？天草四郎！？

善逸「天草四郎って確か…昔の歴史上有名な美少年剣士だよな？そんな奴が此所に居る訳！？」

？「こら伊賀崎っ！さっさと其奴を捕まえろ！！食堂に突撃されたら面倒だぞ！」

ドドドドド…！！

ドガッ！！

乱太郎「わあっ！また脱走したな彼奴！」

食堂の入り口から勢い良く飛び込んで来たのは…

炭治郎「えっ！い、伊之助…じゃ無い！イボイノシシ？！まさか、さっき聞こえた天草四郎って…アレの事じゃ！」

煉獄「うむ！間違いあるまい！」

8→←お昼ご飯だわっしょい！

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