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炭治郎「如何して…?!確かに気配は祠の中から為ていた筈…!煉獄さん、此は一体!」

煉獄「落ち着き給え。惑わされては相手の思う壺だ!恐らくだが、何らかのやり方で気配を分散して放つ事で目眩ましを為ているのだ!小細工に騙されるな。呼吸の型を使って探り出せば良い、急ぎ給え!」

しかし…又もや、

…龍神様には土の墓〜山へ埋められ一廻り〜

…2人目の贄には水の中〜

…冷たき牢獄〜息絶やせ〜

伊之助「又かよ…水の中?溺れさせようってか?馬鹿か。川すら無ぇのに溺死も糞も在るかってんだ」

炭治郎「油断するな。鬼血術を使うならそんなのは関係無い!」

?「当たり。さあ、生贄は誰にしようかな?」

くすくすと声だけなら可愛らしい笑い声が響く。

其れと同時に、人形達は口の当たりから今度は小石大の手毬を取り出し、軽やかにつき始めた。

ポンポン…

見た目には愛らしい眺めだ。だが、何かしら仕掛けが有るのは想像に難くない。

伊之助「じれったい!斬っちまった方が早いぜ!」

?「あははは。危ないから止めた方が良いよ猪のお兄ちゃん?」

だが、伊之助は煩いとばかりに

バスッ!

手近に居た人形の1つを、ついていた手毬諸共斬り割った。

ポタッ…。

人形はそのまま布切れの切れ端に変わり、消滅した。が、鞠は割れた瞬間…!

ズズズ…ザアアアア―ッ!!

善逸「なっ!鞠から水が…!?」

?「あ〜あ、だから言ったでしょ?知〜らない」

鞠から大量の水が水流となって溢れ出すや、何と伊之助を瞬く間に包んでしまった。

利吉と炭治郎と善逸は慌てて駆け寄り、伊之助を水の玉から助け出そうとするが、何故か手を幾ら突っ込もうとしても、まるでゴムの塊を押すかのように弾かれてしまう。

伊之助は苦しそうだ。早くしなければ息が持たなくなる!

炭治郎「クソ…!如何すれば!」

善逸「不味いよ此…雷の呼吸で…」

利吉「えっ?君雷の力が使えるのか?駄目だ!水は電気を通すんだぞ。そんな力を此に向けたら彼が感電死する!」

ならば如何すれば…!

すると、

煉獄「仕方が無いな。君達!退いていたまえ!」

煉獄は軽く水の玉に踏み込むと、日輪刀を下に向けるや、勢いを付けながら振るい上げた。

煉獄「炎の呼吸・弐の型、昇り炎天!!」

バシュッ!!

水の玉に真一文字に楯に切れ目が入ると同時に、

ジュバアッ!!

炎の呼吸の熱波に耐えきれず、水の玉は一瞬で蒸発する。

善逸「おわあっ!?」

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EM - 炭治郎が日輪刀を無くしてキレた時の台詞ですよね? (2022年1月20日 0時) (レス) @page1 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - EMさん» 有り難う御座います。因みに、タカ丸のこの台詞、鬼滅の刃の遊郭編のいつ頃か判りますか? (2022年1月19日 21時) (レス) @page1 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
EM - 続編おめでとうございます。 (2022年1月17日 12時) (レス) id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこち | 作成日時:2022年1月17日 11時

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