鬼神対轟炎 ページ5
カチリ。
煉獄が日輪刀の鯉口を切り、
煉獄「炎の呼吸・弐の型、昇り炎天！」
ズアッ！
ザシュッ！！
切っ先が鬼の拳から二の腕辺り迄を鮮やかに、一瞬にして真っ二つに両断する。
炎のエフェクトを纏った刀身を前方下段から、斬り上げながら鮮やかに頭上へと上げ、そのまま弧を描きながら後ろへと振り抜く。
炭治郎の使うヒノカミ神楽の炎舞に似ているが、其れよりも振り抜ける時の炎の軌道が鮮やかだ。
鬼蜘蛛丸は鬼に撃ち殺され掛けた驚きより、一瞬の煉獄の手際に呆然としていた。
バッ、スタッ！
斬られたにも関わらず、鬼はまるで痛覚等無いかの如く、軽々と背後に身を翻した。
其れ処かまるで、先ず先ずだとでも言いたげに、嬉しそうに悪戯っぽく笑いながら呟く。
鬼「フフ、中々に良い刀だ」
ミチミチ…ビチッ！！
斬られた左腕を肩先から軽く振ると、何と腕は、いとも容易く修復されてしまった。血すらも容易く止まる。
重「なっ…何て奴だ…！あんなに深く斬られた腕を一瞬で！」
疾風「しかも、顔色一つ変えやがらねぇとは…彼奴らは痛がるって感覚を持たねぇのか！？」
蜻蛉「上弦の鬼…聞いちゃいたが…まさに化け物だな。見てるだけで足が竦みやがる…！」
炭治郎「やはり再生が速い…この圧迫感と凄まじい鬼迫…堕鬼とは桁違いだ」
炭治郎達三人も、現れた新たなる上弦の力の差に固唾を呑んでいる。
本来ならば、直ちに煉獄と連携して加勢しなくてはならないのだが、此奴は堕鬼等よりも格上だ。
あの戦いでさえ、相手が本領を出した時死にかける程に苦戦を強いられたのだ。
迂闊に近寄れば忽ち殺られる。
煉獄「何故手負いの者から狙うのか、理解出来ない」
油断なく立ち、紡ぐ煉獄。
其れを聞き、何を今更とばかりに鬼は言葉を返す。
鬼「貴様との話の邪魔になるから片づけようと思っただけだが？俺は弱い人間は大嫌いなんでね」
チラと鬼蜘蛛丸に目を向ける。
つまりは、手当てされるような傷を負う程度の輩等、目に入れるにも値しないとでも言いたいのだろうか。
協栄丸「ば、馬鹿にするな貴様っ！此奴は、鬼蜘蛛丸はな、船中の四功の一人だぞ！兵庫水軍の中でも飛び抜けた戦術の使い手だ！俺の自慢の部下を侮辱するのは許さん！」
だが、鬼は知らんと聞き流す。
煉獄「俺と君が何の話をする？初対面だが、俺は既に君の事が嫌いだ」
鬼「そうか？やはり鬼狩りとは相容れぬとみえる。弱者を見ると虫唾が走るんだ」
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みこち(プロフ) - EMさん» 炎虎の技の形はテレビでは防がれていたので、ゲーム画面の力をヒントに書いてみました。如何でしょうか？感じ出てますか？ (2022年1月16日 21時) (
レス) @page44 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
EM - 会話に関しては、小説の方はオリジナリティでも面白いのでそこまで気にはしていません。 (2022年1月4日 10時) (レス) id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - EMさん» 30話の会話は、アニメの選抜試験を見た時に疑問に思ったので書いてみました。やはり、普通ならそう感じませんか？ (2022年1月4日 6時) (レス) @page30 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - EMさん» 因みに、26話で書いたタカ丸の台詞は、原作の刀鍛冶編で出て来た鋼鐵�爐気鵑箸里笋蠅箸蠅鮓�て、本気で吹き出したので書きました。あの姿…どんな鍛え方したらあんなゴリラみたいな躰になるんだか… (2022年1月2日 18時) (レス) @page26 id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - EMさん» 鋼鐵�爐気鵑任△辰討泙垢茵Ｂ�、累の声は、猗窩座と同じ声優さんです。 (2022年1月2日 18時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち | 作成日時：2021年11月20日 21時
