ロスト・パピヨン (ページ24)

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星｢はい、じゃあ次はAちゃんね！｣

｢なんでもどうぞ、！｣

星｢んー、じゃあ〜…兄弟はいる？？｣

｢、うん、お姉ちゃんが1人。｣

星｢へー！なんかでもそんな感じするかも！｣

いつの間にか、ホシキが質問側に回って
きゃっきゃきゃっきゃ楽しそうに聞いてくるから、思わず上げた顔。

なんか、可愛いなあ。

ホシキこそ＂弟＂って感じで、人懐っこい感じとか抜けてる感じとか、とっても可愛い

星｢何歳上なのー？｣

｢5つ。…もうすぐ、結婚するんだって。｣

星｢すご！じゃあ結婚式とかするんだ？｣

｢たぶん、、？｣

家族なはずなのに、私なんにも知らないや。

そういえば、今頃どうしてるだろう

お姉ちゃん…泣いてないかな、
わたしのせいで、苦しくなったりしてないかな、

傷つけてしまったって大事で大好きなことには変わりなくて、急に心配になってきた。

皇｢…A？｣

｢、え？｣

皇｢どした？なんかまだ聞きたいことあった？｣

なんか考えこんでそうな顔してたから。っていつの間にかコウキに覗き込まれていた顔。

さっきまで泣いた顔一つ見られたばかりのくせに、なぜか今の自分の顔は見られたくなくて

優しいその目に、自分の目を合わせられないでいた。

皇｢ねえA、なんで家飛び出して来たのか…聞いてもいい？｣

そんな私を気にして話題を変えたのか、それともただ知りたかったのかは分からないけれど

控えめにそう聞いたコウキ。

…思い出しただけで、また鼻の奥がツンとしてきた

きっと人生で1番ショックだった、あの瞬間。

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