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57 リアル脱出ゲーム ページ8

今日は兄者さんとデート。
リアル脱出ゲームに行ってくる。
集まった人達とチームになって脱出を目指すらしい。
チームメイトに玄人さんがいることを期待する。
乗り気だった兄者さんは成功させるために練習してきてくれた。
良い問題があると私に送ってきてくれて、ちょっぴりだが予習になったのではないかな?
今は遅めのランチを食べ終え、二人でゲームの会場へと向かっている。

地図を見ながらたどり着いたのは雑居ビル。
中には住居も入ってるみたい。
本当に場所あってるのか?
集合ポストにはちゃんと名前が書いてあった。
「ここで合ってるみたいですよ?」
「なんかスゲー所にあるのな」
住所に書いてある階に到着すると、開場待ちらしき人達が集まっていた。
勝手が分からないので一番近くにいる女性に聞いてみた。
「あの、脱出ここで合ってますか?」
「合ってますよ。お二人初めてですか?」
「あ、そうなんです。お姉さんは?」
話を聞くと、もう数えきれないほど参加しているらしい。
プレイする公演も同じ、てことはチームメイトだ!
「常連の方がいて安心しました。よろしくお願いしますね!」
「自分も初心者なんで足引っ張るかもしれないですけどよろしくお願いします」
隣で聞いていた兄者さんも挨拶をした。
すると周りにいた数人の方々とも自己紹介が始まり、なんだかワイワイしてきた。
談笑していると鉄の扉が音を立てて開いた。
「お待たせしました。チケットを拝見いたしますので順番にお入り下さい」

ぞろぞろと参加者は室内へと吸い込まれていく。
私達は列の最後に続いた。
入るとすぐ受付がありチケットを確認された。
待合室の椅子に座って開始までお待ちください、と指示を受ける。
私達は椅子に座ると辺りを見回した。
いろんな公演のポスターが壁に掲示してある。
へぇ、各地でやってるんだ。
全国ツアーなんてのもある。
やがて司会者のような格好をしたスタッフがアナウンスを始めた。
「本日は◯◯からの脱出にお越し頂きありがとうございます。これからあなた達は実際に閉じ込められてしまいます。謎を解き部屋から出られれば脱出成功となります」
おぉー本格的だぁ!
この高揚感を待っていた!
「なんか漫画の登場人物になった気分だな」
兄者さんも興奮しているご様子。
「はい!頑張って成功させましょうね!」

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うてちん(プロフ) - 20000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年5月20日 16時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - 13000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - DOotakufujyosiさん» 只今、締切から解放されてますw (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
DOotakufujyosi(プロフ) - うてちんさん» ドンさんエンド待ってるぞ!! (2018年2月4日 20時) (レス) id: 53ca2769fb (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - はくや。さん» コメありがとうございます!そう、私もおっつん推しなのに、この作品を書いている間は兄推しかも?と錯覚してしまうほど感情移入してしまいました。そして次はドンさん推しになる事でしょうw (2018年2月4日 19時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うてちん | 作成日時:2018年1月12日 14時

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