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53 アンケート ページ4

「彼女が居なかったら実現できていなかった、と言っても過言ではないでしょう!」
鉄塔さんは私に感謝している、と話してくれた。
私はレールに乗っかっただけなのに…。
鉄塔さんの視線がこちらに向いたのでアイコンタクトした。
「それでは皆さん…乾杯ーっ!」
私は真っ先に鉄塔さんとグラスを鳴らした。
次々と人が入れ替わり乾杯をする。
その中には標準さんもいて紹介してもらった。

お客さんにはアンケートを配っていて感想を書いてもらっている。
ぺーさんはナシゴレンについてのコメントを読み上げてくれた。
『おついちさんの生歌が聴けて嬉しい!』
『鉄塔さんのギターを弾く姿、本家そっくりでした』
『ぺちゃんこさん、5弦ベース弾けたんですね!?』
『2B可愛いし、ほかのメンバーと演奏できて羨ましいです!』
『ドンさん別人みたい!プロ並みでビックリしました!』
一般人の私に誹謗中傷があるかなと思ってたんだけど、お客さん優しいですね。
どうもありがとうございます。
何よりもおついちさんのサプライズにコメントは集中していた。
文面から驚いてくれたり、楽しんでもらえたのが伺えて一安心。

宴は盛り上がり気付けば23時を過ぎていた。
終電に遅れてはいけない、と解散になる。
方向が一緒の人達と電車に乗り込むと、まだ話し足りないとワイワイしている。
私は緊張から解放されて、疲れが出たのか足に力が入らなくて。
申し訳ない感を出して一人椅子に座らせてもらった。
それに気付いた兄者さんはこちらへ来て、隣に腰を下ろした。
「お疲れ…みたいだな」
「張り切ってたみたいです、へへ…」
労わってくれてるみたいだけど、やはりその表情はどこか重い。
いつものようなテンションで喋っていいものか…。
「あの…」
「A」
「は、はい…っ」
「この後ちょっと付き合えよ」
何か話したい事があるのだろうと察して、私は軽く頷いた。

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うてちん(プロフ) - 20000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年5月20日 16時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - 13000hit&お気に入り登録、ありがとうございます!!! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - DOotakufujyosiさん» 只今、締切から解放されてますw (2018年2月5日 22時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)
DOotakufujyosi(プロフ) - うてちんさん» ドンさんエンド待ってるぞ!! (2018年2月4日 20時) (レス) id: 53ca2769fb (このIDを非表示/違反報告)
うてちん(プロフ) - はくや。さん» コメありがとうございます!そう、私もおっつん推しなのに、この作品を書いている間は兄推しかも?と錯覚してしまうほど感情移入してしまいました。そして次はドンさん推しになる事でしょうw (2018年2月4日 19時) (レス) id: 77d85dec44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うてちん | 作成日時:2018年1月12日 14時

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