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「ひー、あかん、超笑った(笑)」
お腹を抱えて笑う壱馬さん。
……そんな笑われるとすごい恥ずかしくなってくるじゃんッ！()
「最近の女子高生ってそんな会話してんの？(笑)」
「和葉だけです！」
「ほんとかー？(笑)」
「もう笑わないでください……。」
壱馬さんに背中を向けてソファの背もたれに寄りかかりながら、熱くなった顔をパタパタと手で仰ぐ。
するとくるっと身体の向きを変えられて、あっという間に向かい合う体勢になった。
「そんなんで捨てたりせぇへんから。絶対」
「は、はい、」
「じゃあ……はい！」
「……はい？」
ソファの肘置きにもたれかかって、両手を広げる壱馬さん。
ええっと、……これは、？
「どうやって誘う予定やったん？やってみて？」
忘れてた、この人川村壱馬の顔した悪魔なんだった。()
「……そんな予定ありません」
「あれー？誰やったっけー、語尾噛み噛みで超動揺してた子」
「誰でしたっけー、記憶違いじゃないですかねー」
しれっと部屋に戻ろうと立ち上がった瞬間に強い力で腕を引っ張られ、見事に壱馬さんの腕の中に。
もうそろそろ本当にきゅんの過剰摂取で死ぬんじゃないですか？？
「どうする？明日しっかり休日やけど。……襲ってほしい？」
「っ、」
「……でも俺、Aちゃんが高校卒業するまで死んでも手出すつもりないから」
それまでぎゅーとちゅーで我慢して、と私の身体を抱きしめる壱馬さん。
あぁもう……ご馳走様でした。(？)
(……うん、もうド真面目な兄貴に夜は期待しちゃダメだ。)
(私生きてる？大丈夫？どっか透けてたりしない？)
(透けてるってなに、……あれ？足透けてない？)
(やっぱり……きゅんの過剰摂取で死んだんだ……幽霊だ……)
(心:今からそんなんで高校卒業したらどーすんだよばーか)
( 和葉 / A )
#strategy
________fin. ... ?
.
待って……普通に……忘れてた……！！！！！
やんばい！！ごめんなさい！！！！
気になりすぎて夜も眠れなくて授業中先生の歌が子守唄代わりになってぐっすり眠れた？！！
そりゃあよかった！！！！(よくない)
ごめんなさい……ごめん……ごめ、……。
……おやすみ。(？)
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作者名：L
| 作成日時：2020年10月9日 16時
