#one_month ページ6
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……あーあ、1ヶ月前の私はなんであの日を選んだんだろう。
ちょっと考えればこうなることぐらいわかってたはずなのに。
「まぁまぁ、デートならまた来週にでも行きゃええやん。な？」
「本当にごめんなさい……。」
「謝らんといてってー、(笑)」
誰のせいでもないやろ、と毛布をかけ直してくれる壱馬さん。
ついでに腰の辺りを優しく摩ってくれる。
あぁもう、なんて優男なんだ……。
「あ、じゃあさ、」
「……嫌な予感しかしないので却下で」
「聞いてから言え。(笑)」
「ぅー、なんですかー、……。」
「敬語とさん付け、もーそろそろ外そーや」
……言うと思った。
とっても言うと思いました。(日本語)
「それ以外で、」
「ほら、呼び捨て頑張ってっ」
「呼び捨てはハードルが高すぎます。」
「えぇ、じゃあ……くん？」
「ゔぅ……しなきゃダメですか……？」
「名前呼ぶぐらいでそんな？(笑)」
壱馬さんに慣れすぎて壱馬くんだなんて……。
考えるだけでも顔が熱くなる。
「ふっ、顔赤っ(笑)」
「いじわるっ、」
「ほら頑張ってA」
「〜っ、！」
「もー可愛すぎるてホンマに、(笑)」
可愛いから許す、とぎゅっと抱きしめられた。
「……かずまくん、」
「ッ、……もーホンマに反則、」
壱馬さんはゆっくり距離を置く。
綺麗で透き通った目にガッチリ捉えられてどんどん近くなる距離に、この後起きる事を必然的に分からせられる。
そっと目を閉じると、
唇、
……ではなく、ほっぺたに柔らかい感覚。
「……期待した？」
「ッ、……」
「はぁ、マジ可愛い……でも襲いそうになるからやめて」
ちゅっと音を立てて私のおでこにキスを落とし、キッチンへ歩く壱馬さん。
……まぁ言うまでもなく撃沈です。ご馳走様でした。()
#one_month
________fin.
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すたらいほーみーず見たら……なんか親近感湧いてきた……。
あの“カンコンカンすこーん『かもめぇーん』”が頭から離れません。
壱馬兄ちゃん、主人公ちゃん、1ヶ月記念おめでとう。
かもめーんてなに。
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作者名：L
| 作成日時：2020年10月9日 16時
