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「で？話したいことって？」
ずーっと応援してくれていた和葉には直接言いたくて、女子会大開催中。
壱馬さんのことを話す予定だから、一応聞かれないように小さい個室を予約した。
呑気にメニューを見ている和葉を目の前に、覚悟を決めて口を開いた。
「実はですね、……。」
「壱馬？」
「さんと、」
「付き合った？」
「うん」
「ふーん。」
「……え？は？え？付き合った？！」
ぱっとメニューから目を離して顔を上げた和葉。
わー、お目目ぱっちり。()
「え、マジ？OKしたの？」
「致しました……」
「やっばぁ！え！やばぁッ！」
「ちょ、うるさい、(笑)」
交際ゼロ日で同棲じゃん！
なーんてペラペラ1人で興奮を語る和葉。
……確かに。
交際ゼロ日で同棲じゃん。
確かに、……！()
「良かったね……やっとくっついたんだ……、」
「え、なに、泣いてんの？(笑)」
「だぁって、私のAが川村壱馬に取られたんだよ……？(泣)」
「あ、そっちね。」
アンタいつも『私のA』なんて言わないくせに(笑)
こういうのっておめでとうの涙じゃないの？(笑)
「で、どこまでいったの？」
「泣きながらそういう話題振るのやめて」
「夜のヤツはまだだとしてもちゅーまでいったっしょ？」
「夜って……、ちゅーもいってません。」
「は？！変なところで奥手発揮すんなよ！」
「壱馬さんから我慢するって言われたんだもん！」
「しんっじられない、壱馬の唇の感触聞こうとしたのに……！()」
「頼むからやめて？！」
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作者名：L
| 作成日時：2020年10月9日 16時
