お兄ちゃんはスーパースター ページ2
.
「こちらなんてどうでしょうか？」
……テンション低めの私 in 不動産屋さん。
さっきからめちゃくちゃいっぱい提案持ってきてくれるけどさ。
私部屋とかわっかんないよー。
間取り図？って言うの？
もうこの図の見方すら分からない私に何をしろと。(？)
店員さんが奥に戻った時、壱馬さんはクスクス笑いはじめた。
「……なんですか」
「ふっ、Aちゃんおもろ、(笑)」
「だってわかんないんですもん！」
「わかったわかった、とりあえずAちゃんは一人部屋があればええんやろ？(笑)」
「そんな感じです。」
「ん、りょーかい……あ、ベッドどうする？」
「……壱馬さんに任せます」
「ん、じゃあ買わんくてええか」
それがダブルに変える？とニヤニヤしながら私の顔を覗き込む壱馬さん。
ニヤニヤしながら。(2回目)
悪意があります。
「あ、何階に住むんですか？」
「んー、ええ感じのとこ」
「アバウトすぎません？」
「んふ、高いの嫌い？」
「高い場所から下を見るのは全然大丈夫です」
「他に何があるん(笑)」
「ちょっと高いところからでも上見ると足の力が抜けます」
5センチぐらいの段差でも無理。
めっちゃ怖く感じるの。
え、感じない？
うそーん、私だけ、……？
「じゃあベランダから星見れへんやん(笑)」
「北人さんみたいなロマンチスト発言しないでください」
「んふ」
ちょうど店員さんが戻ってきて、また訳の分からない話を始めた。
つーまんないのっ。
んだーって分かんないんだもん、部屋とか。
別にこだわりないし。
キレイで住めれば正直良くない？
あと家賃安ければ。
オートロックついてたら安心だけど。
「じゃあそういうことで、見に行きましょっか」
……はい？
見に行く？
今見に行くって言った？
え、今から見に行くの？
その部屋？
聞いてない聞いてない。
「Aちゃん行くで」
「あ、はい」
いや今日スニーカー履いてきてよかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1728人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
L(プロフ) - 鷺_saki_さん» もうめちゃくちゃ楽しみに更新待ってます！頑張ってください！！(笑) (2020年6月22日 7時) (
レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
鷺_saki_(プロフ) - Lさん» えぇ！！！読んでくださってるんですか……泣 死ぬほど嬉しいです。泣きます。てか変な声出ました← (2020年6月21日 23時) (レス) id: 8cfdb4a0d7 (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - 鷺_saki_さん» コメントありがとうございます！え、え、女癖……！めっちゃ読んでます、やばい、え、あの、好きです() どうしよ、心臓が痛い、手が震える……。大好きな作者様にそんなこと言われたら泣けてきますよもう！() ありがとうございます、これからもよろしくお願いします！ (2020年6月21日 17時) (レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
鷺_saki_(プロフ) - こんにちは！Ｌさんの全作品のファンです！！私が作品を作り始めた理由はＬさんです笑とにかく大好きです！ (2020年6月21日 17時) (レス) id: 8cfdb4a0d7 (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - 白亜さん» コメントありがとうございます！緊急速報、気に入って頂けて嬉しいです(笑) シリーズ3でもよろしくお願いします！ (2020年6月21日 16時) (レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：L
| 作成日時：2020年4月8日 16時
