推しに求婚されて困ってます[k.k]

時間 ページ15

壱馬side






Aに電話を掛けて、やっと出てくれたと思ったら誰かと聞かれ



答えたら聞き間違いかと思ったと言われ






いやいや、どんなに信じられてへんの？俺ｯ


って思ったけどそりゃそうか、、、普通こんな展開無いわな〜笑笑









壱「まぁ急ぎ早に言った俺が悪いんやけど、本物やで？」







「………えっと、か、川村さんがなんの御用で？」








壱「あ、いや、話せば長くなるんやけど……………」







「すみませんｯ！長くなるのなら後にして貰っていいですかｯ



本当に申し訳無いんですけど、私今から仕事でｯ」








壱「え、あ！そうやんなごめんｯ！


俺の都合で掛けちゃって、、、、






.






何時だったら大丈夫かな？」







「ほっんとうにごめんなさいｯ！




えっと、21時でお店閉まるんで21時半以降なら何時でも起きてるんでｯ！









.




あ、やばい電車来ちゃったｯ！じゃあすみません、切りますｯ！」









壱「お、おう。


って、切れてしまった…………………」






えらいタイミングの悪い時に掛けてしまった、、、









連絡先は何とか言ってスタッフさんに教えて貰ったけど、俺








壱「なんも知らんわ………………」




名前と電話番号しか知らない。いや、それすら知らない間に勝手に片想いをして職権乱用並に彼女にアプローチしようとしてる









.







らしくない







.





そう思いつつも、一度動き出したら止められないし、後になんて引けない









.









.









その頃、Aは






「おはようございまーすｯ！




セーフｯ！間に合った〜汗」









出勤時間には大分余裕があったが、いつもの通勤ルートと違うし

ていうかそもそも遠征してそのまま仕事って初めてだし笑笑









「…………結構やばい事だよね、これ」





人には言えないよね、春ちゃんにも絶対相談出来ない





そもそも、軽はずみに言葉を交わして良い様な人じゃないし、会うなんて尚更だけど







壱馬くんから言われて、断れる自信…………








.









.





うん。1ミリも無いな←




なんて弱いんだ私は！なんて思いつつ一日が過ぎていく

いざっ→←番号

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す