推しに求婚されて困ってます２[k.k]

〃 ページ48

壱馬side





言いずらそうにするAを見て、勘違いをする壱馬







壱「いや、その先は言わんといてｯ？



俺はAちゃんの事が好きなんやから！！！」







「へ？それは知ってます……………？」









壱「俺はAちゃんの気持ちがどうあれ






君の事が好きやし、Aちゃん以外の人なんか好きになる事これから先無いし」









「えっと、壱馬くん？」





何言ってるんだ？この人。みたいに壱馬を見つめるが、一方的に自分の気持ちを熱弁する壱馬











壱「俺の嫌なところがあったんやったら直すし、何かあったら言って欲しい」








「え、特にはないですけど…………………」









壱「そ、そんな。。。



じゃあ何が原因！？も、もしや他に好きな奴が出来たとかｯ」







「あのー壱馬くん？


何か大きな勘違いが生まれてる気が…………………」









壱「そんなん許されへんｯ！


俺以上にAちゃんの事好きな男が居るんやったら俺が正々堂々言ってる！






『俺の妻になるんで』って」









「いや、そんな人居ないですからｯ/////


そもそも勘違いですｯ！別れ話なんて切り出さないし、もー壱馬くんの早とちり！！！






私は、これを渡そうと思っただけです！」







グイッとAに押し付けられたのは可愛らしくラッピングされた袋










壱「え、何？俺に？？？」






「大した物じゃないですけど、、、、




私ばっかり壱馬くんに貰ってるから少しは何か私からも贈りたいなって」







壱「え、じゃあ言いずらそうにしてたんは………」






「恥ずかしかったからですｯ！壱馬くんが勝手に勘違いし始めるし、まじまじと見てくるしｯ/////」









壱「えーめっちゃ嬉しいんやけど/////



やばい、俺幸せ。愛されてる」










壱馬にプレゼントしたのは鞄に入りそうなポーチと寒くなってきたのでマフラー







壱「もう一生使う！一時たりとも手放さん！！！」









「いや、別にそこまでいい物じゃないんで。。。」



満面の笑みで渡したプレゼントを抱きしめている様子は子供のようで









壱「物の価値とかそんなんじゃなくてAちゃんがくれた物で、



Aちゃんが俺の事考えて選んでくれたってことが最大に嬉しいの！」

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