一つベッドの上 ページ16
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「布団掛かっとる？」
「ん、」
「移ったらごめん」
「責任もって看病してください」
結局、さっきまで俺が使っていたシングルサイズのベッドに並んだ。
Aも特に背中を向けようとする気配もない。
それどころかもう既に眠たそうにしている。
さっきまでピュアで中学生みたいな慌て方をしていた顔ではない。
大人の女性、例えるならそんな感じ。
「……さっき寝たから寝られへんねんけど」
「んー、頑張って寝てください、」
最後の方は、ほとんど聞こえなかった。
……不覚にも可愛らしい、とか思ってしまったり。
「なぁ、質問してええ？」
「……えー、もう寝てよ、」
「なんで顔だしNGなん」
「強行突破ですか……。その方が見つけた時達成感あるやろ」
もう終わり、と擦り寄ってくるA。
すぐにピタッと止まった。
「……壱馬はなんで芸能界入ったの」
Aも結構乗り気やった。
「んー、歌が好きやから、かな？」
「ふーん、……」
別に『歌やダンスが好き』も嘘ではない。
でも本当は『Aを探すため』の方が強いかもしれない。
大きくなった方がすぐに見つかるんじゃないかと思った。
いつか、会いに行けるんじゃないかと思った。
「もう顔出さへんの？」
「……壱馬に見つかったし、隠す必要ないな」
顔出ししてしまおうかな、なんて呟くA。
正直、顔出しして欲しくない。
俺だけの“A”でいて欲しい。
lieの素顔を知っているのは俺だけでいい。
そんなことを考えてしまうあたり、かなりの重症なんだと思う。
次の質問は何にしよう。
そう思った時、腕の中から静かに寝息が聞こえた。
「……また今度教えてな、(笑)」
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L(プロフ) - katayose08さん» コメントありがとうございます！わわわ！お誕生日おめでとうございます！このコメント見て私もにやけました(笑) なんて偶然……！壱馬さんにエメラルドグリーン貰っちゃってくださいっ(はーと) これからもよろしくお願いします！ (2020年6月7日 20時) (
レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
katayose08(プロフ) - コメント失礼します！実は私今日誕生日で…(だから何って感じですみません)まさか好きな作品でこんな偶然…奇跡があるなんて思わなくて1人悶えてます…！いつも応援してます！これからも頑張ってください！ (2020年6月7日 19時) (レス) id: c639772b61 (このIDを非表示/違反報告)
L(プロフ) - おしおさん» コメントありがとうございます！わわ！そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです(涙) 更新頑張ります！よろしくお願いします！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: c720a73cf9 (このIDを非表示/違反報告)
おしお - めっちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！体調、お気を付けてください(^-^) (2020年6月4日 11時) (レス) id: 9ab6e33145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：L
| 作成日時：2020年6月3日 10時
