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その後も、それから何日も話し掛けたが結局分かってなんて貰えなかった
「私が大切にしたかった物ってこんなに直ぐに壊れちゃうんだ」
昔から母の方針で色んな習い事をしていたが友達と呼べる人は1人も居なかった
だから毎日一緒に笑って過ごす大切な友達は大切にしてきた
けどその優しさが間違ってた
私が何も言わなければ良かった
所詮、人の事なんだからほっておけば良かった
この事を面白がった女子グループに目をつけられて毎日嫌がらせが始まった
と言っても悪口をヒソヒソ言われたり、物を隠されたり在り来りな虐めばっかり
最初はこんな事して何が楽しいんだろう
私はこんな事で傷つかないって思っていたけど、初めて虐められている人の本当の気持ちが分かった
家に帰ったって相談出来るお兄ちゃんは一人暮らしして居ないし
両親になんて話せる訳が無いし、休みたくっても母が許さないだろう
元々の火種を作ったのは私だ
人と必要以上に関わるとこんな事になるのだからもう二度と関わらない
でも私は大丈夫。私は強いのだから
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誰も話し掛けてくれなくったって勉強が出来れば良い
完璧に物事を世間から認められるのだから
嫌がらせをされたって何も思わない
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私は強いのだから
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本当は苦しくて苦しくてどうにかなりそうだった
嫌がらせが始まって三ヶ月以上経った冬休みの入る直前私は声が出なくなった
話せない、声が出ないと思っても伝えられなかった
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
臣「ｶﾞﾁｬA、どうしたんだこんな時間に？」
「ｯﾂ〜泣」
兄の名前を何度も出ない声で叫んだ
臣「A！？
ど、どうしたんだだよ？何が合った？」
子供をあやす様に背中を叩いて抱き締めてくれる兄
少しずつ落ち着いて来て今までの事、声が出なくなった事時間を掛けて書いて兄に初めて伝えた
臣「ごめんなA
もっと俺が気にかけてやってれば良かった
辛かったよな、もう大丈夫。お兄ちゃんが守ってやるから」
話を聞いた兄は一言目に私に謝った
お兄ちゃんは悪くないのに………と思いながらもやっと荷が降りた気がした
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作者名：みくたん | 作成日時：2020年8月9日 15時
