登坂妹は納めたい ページ15
Aside
結局壱馬くん、私が眠るまで起きててくれて終始イチャつきながら眠った
そして朝
壱馬より先に目が覚めたA
真横には壱馬が居て、朝から心臓止まるかと思うくらい一度びっくりしたが、一緒に寝た事を思い出し急に恥ずかしくなる
だが、登坂妹はある事を思いつく
《横で寝ているこの、壱馬の寝顔を写真に納めたい！！！》
スヤスヤ眠る壱馬はいつものクールな顔から一転
国宝的に可愛い寝顔を自分の前でしているのだ
いくら彼女という立場を手に入れたと言えど、壱馬の横で眠ることなんて殆どない
《写真を撮って眺めてたい
という、一件可愛らしい行為のように見えるが、ストーカーの様な事をしようとしている》
.
.
(いやいや、バレなければ大丈夫大丈夫
よくドラマの一コマでだってよくあるじゃない
私は"恋人"の寝顔を撮ろうとしてるだけなんだからｯ)
事実を正当化し始めるA
目覚まし時計替わりに置いていたスマホを取り、無音モードでカメラのアプリを開き、何枚か壱馬の寝顔を納める
勿論間近で見るのと写真で見るのは違うが会えない事だって多い
口にはしないが寂しいのだ
(あー、壱馬くんも起きなかったし良かった良かった♡
てか、男の癖に何でこんなにまつ毛長いの？美人過ぎて辛い……………)
少々余計な意見も混じってしまったがやる事はやったので自分ももう一眠りをしようとスマホを置き布団に潜る
その瞬間壱馬に引き寄せられギュッと抱き締められる
.
.
壱「俺の寝てた間に何しとったん？Aちゃん」
「か、壱馬くん起きてたんですか？」
壱「結構前からな？」
「どこから起きてたんですか？」(( °-°* ))
壱「Aが俺の寝顔撮ってる辺りかな？そんなに俺の事好きなん？」
「だって壱馬くんの事大好きなんですもん/////
いつも横で寝れるわけじゃないでしょ？
勝手に撮ってごめんなさい」
壱「別に怒ってへんよ笑
俺やってAの寝顔撮ったし。そういや、二人であんま撮ったこと無いよな
今度デート行ったら撮ろう」
「え！？そんな事より寝顔撮ったんですか！？」
やる事も同じなカップル
結局イチャイチャしながら寝たそうな………
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作者名：みくたん | 作成日時：2020年8月9日 15時
