登坂の妹は告らせたい！？-4- (ページ13)

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登坂妹は分かって欲しいページ13

Aside

私のつまりながらの話を黙って聞いてくれる壱馬くん

彼は私をどう思うだろう

もしかしたら嫌いになっちゃったかな？

壱馬くんに嫌いになられたら悲しいなぁ

なんだか凄く他人事みたいで、でも大切な人に打ち明けられた事にスッキリして内心ふわふわしてる自分が居る

壱「Aｯ！！！

俺が、

.

俺が一生守るからｯ！！！Aの事1人になんてしないよ？

俺はずっとそばに居る。どんなAも大好きだから」

.

ギュッと抱き締めてくれる壱馬くん

「ｯ、壱馬くん～泣」

壱「話してくれてありがとうな

これから先は俺もずっと一緒に居るから」

「はいっ♡」

「壱馬くん」

壱「ん？」

「だーいすきです！」

壱「/////

急に言うなよ、反則やわｯ

なぁA、、、、、今は大丈夫？無理してない？」

「今はもう大丈夫ですよ

転校した中学が今の学園の系列なんです。

中高一貫校で、私の事知ってる人は居なかったから

.

.

でも、"友達"って呼べる人は出来ましたから。

多くは無いですけど、私らしく居ても離れていかない人達ですから大丈夫です

それに私には壱馬くんが居ます♪」

.

転校したての時は勿論話せないし、大変だった

だけど、頭のいい子が通う所だけ合って虐めも無かったし、直ぐに打ち解けれた

私の悩んでいた事って場所一つ変わるだけで違う

でもただ一つ私が変わった事は周りとは一定の距離を保って深入りしない

本当の"友達"なんて二度と作らない

と決めた事くらい

.

.

所詮友情なんて薄っぺらいもの

それに悩ませられるくらいなら、上辺だけで良い

愛想だけ良くして信頼なんてしなければいい

なら傷つかないのだから

.

.

そう思っていた私を変えたのは壱馬くんだから

貴方と出逢ってから私の日常は少しずつ色のついた世界に変わったんだから

やっと信じていい"友達"に出会えて

好きな人が出来て、毎日貴方の事を考えていかに"告らせる"か考えて

.

でも付き合っただけじゃ足りない

.

私はワガママだから、ね？