川村壱馬の"所有物" (ページ22)

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壱馬side

壱馬じゃあ土曜日の夜どうですか?僕も打ち合わせだけなんで

壱馬そんな事ないですよ。今度俺からAに伝えときます

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適当にAには会わせない文書を送りスマホをソファに投げる

壱「ﾁｯ面倒やなぁ…………………」

臣さんの事は尊敬してて憧れの人だ

食事に誘ってもらえるのは光栄だし、嬉しいがAの事を聞いてくるのは気に触る

俺の"彼女(プライベート)"にまで首を突っ込まれたくない

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壱「Aは俺のモノや、、、

たとえ臣さんでもAは俺の元から離れる事なんてない」

そうは思っていても、分かっていてAの存在を人に知られるのは怖くて、Aが俺の傍から離れるのが怖くて

壱「Aにも帰ってから釘さしとかな、、、」

土曜は久々に20時位には帰れそうだったのでAと過ごすのを楽しみにしてたが仕方ない

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―夜―

壱「ｶﾞﾁｬただいま」

もうすぐ明日になりそうな時間に家に帰る

寝てるAを起こさない様にと静かに家に入る

「壱馬くんｯ！おかえりなさい！！！」ｷﾞｭｯ

壱「A！起きとったん？もう直ぐ0時やで？

寝とかなあかん時間やろ？」

「でも、壱馬くんに会いたくって、、、、

少しだけでも良いから顔を見てお話したくて

ごめんなさい/////」

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直ぐに俺に抱きついたAは上目遣いで俺の事を見ながら謝ってくる

壱「/////

いや、俺だってAとギュッてしたかったから」

無意識に上目遣いで可愛い事を言うAにずるいななんて思いつつ、やっぱりどれほど時間が無くてもAを抱き締めないと頑張れないなと感じる

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壱「ん、美味しい！！！

最近ちゃんと食べてへんかったから美味しいわ〜」

「忙しくてもちゃんと食べないとダメですよ」

"何か作って置いて欲しい"

この一言だけでもAは、俺が今日は低糖質なものしか食べない日だとか理解してくれている

こんな夜に食べても大丈夫そうなものを味もしっかり美味しく作ってくれるのだ

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壱「なんか至れり尽くせりやな笑笑」

「私がしたくてしてるんだから良いんですｯ♡」