第48話「崩壊までのカウントダウン」 ページ49
その頃、1階のリビングでは。
潤「どういうことなんだ？優子」
優子「いや、特には…」
潤「理由も無く、学校を無断欠席していいはず無いだろ！」
ここぞとばかりに、大きな声で怒鳴りつける。
優子「ゴメンなさい…」
吉本「まあまあまあ！本人もこう言っていることですし、許してもらえませんか？」
気付くと、彼女の家庭教師が傍らに居た。
潤「先生、そういう訳にもいかないんですよ。優子、最近のお前はたるんでるぞ。
帝都大を本気で目指すんだったらな…」
父親の説教を途中で遮ったのは、以外にも家庭教師だった。
吉本「よく言いますよ、普段は何もしていないくせに」
潤「何だと？」
吉本「ねえ？お母さんもそう思いません？」
突然訪ねられた麻里子は、戸惑っていた。
当然そんな彼女に、潤の怒りの矛先が向けられる。
潤「そう思ってるのか？」
麻里子「いえ、私は…」
吉本「正直に言ったらどうですか〜！もう形だけの家族はいいじゃないですか。
何をそんなに必死になって守ろうとしているんだ、アンタたちは」
潤「どういう意味だ？」
吉本「家族のことには全く興味のない父親に、
ストレスを抱え込み、誰に対しても愛情を持たない母親、
成績ばかり気にして周りを気にしない長女に、
優等生を演じ続けている妹！
み〜んな、自分のことばっかりで誰も家族の事を気にしようとしない！」
彼は大声で、語り続ける。
吉本「現に、お二人は、なぜ優子が学校に行きたくなかったのか
その理由すら知らないじゃないですか。
まあ、話そうともしなかったコイツもコイツですけど…。
誰も気にかけない、気にしようともしない！
そんな奴らしかいないこの空間に、本当の幸せなんてあるわけがない…」
潤「お前、自分が何を言っているのか分かっているのか！」
我慢の限界に達した潤が、吉本に怒りをぶつける。
吉本「そうやって怒鳴れば、父親らしくいられると思ってるんですか？」
潤「な、なんだと…」
吉本「まあいいや…、今日は失礼します」
そう言い残すと家庭教師は家から出て行った。
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嵐 - AKBはいれないで欲しかった・・・ (2013年12月31日 9時) (
レス) id: 74aaae13e7 (このIDを非表示/違反報告)
大島優子(プロフ) - ひゃぁ優子(=ﾟωﾟ)ﾉ (2013年5月6日 9時) (レス) id: 29e665de2b (このIDを非表示/違反報告)
ARAKB53(プロフ) - もかさん» 返信遅くなってしまってごめんなさい！ドンドン更新しているので是非見ていってくださいね！ (2013年5月3日 22時) (レス) id: b4fa15c92c (このIDを非表示/違反報告)
ＭωＭ(プロフ) - 応援してます！頑張ってください♪ (2013年4月30日 1時) (携帯から) (レス) id: 108d70cf4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽リュウ | 作成日時：2013年4月20日 21時
