第43話「気付いてはいけない過去」 ページ44
吉本「荷物、ここ置いときますね」
大量のビニール袋を床の上に置いた。
麻里子「ありがとうございます、良かったらお茶でもいかがですか？」
吉本「あぁ…、嬉しいんですけど、ちょっと今から用事が…」
麻里子「そうなんですか、だったら余計にごめんなさい。色々手伝わせちゃって」
吉本「とんでもないです、ではまたこの後で」
そう言い残し、家庭教師は家から出て行った。
ようやく麻里子は自分の時間を手に入れた。
自分の携帯を取り出し、とあるブログを開く。
そこには、ある人物に関して書かれた、ありとあらゆる暴言が書かれていた。
優子「あ、間違えた」
とあるマンガ喫茶で一人の女子高生が勉強をしていた。
彼女は2年生までは成績優秀だったのだが、ここ最近、彼女の周りで色々なことが起き
正直勉強に身が入っていなかった。
そんな彼女が数学の問題集を解いていると、突然真上から声がかかった。
？「違うよぉ、そこはa-1をxに置き換えて解く２次方程式でしょぉ？」
上を見上げると、彼女の家庭教師がいた。
優子「えっ！先生！？」
吉本「ホラ、さっさとやる！」
なぜか狭い個室の中に入ってくる家庭教師。
優子「いや、あの何で…」
吉本「お前こそ、何でこんなとこいんだよ？学校はどうした？」
みなみたちによるいじめが最近になり、より一層ひどくなってきたので
我慢の限界だった優子はついに学校をサボってしまったのだった。
吉本「ったく…、２年生の頃は皆勤賞をとったお前らしく無いな」
優子「はい…、って何でそれを？」
吉本「生徒のことは徹底的に調べる主義なんだよ」
優子「はあ、ってか…、近いです…」
一つの個室に2人も入るのは、さすがにダメなようだ。
？『なんですか？話って』
誰もいない教室に2人の教師がいた。
一人は愛想が良く、周りの人間全員から信頼を寄せられている新人教師。
もう一人は、今どきの教師にしては珍しく熱血で、生徒一人一人の事を親身に思う教師だった。
？『真田宗多のことです』
？『ああ、父親の家庭内暴力にあっている…』
？『いえ父親は暴力など振るっていません』
熱血教師は事の核心に迫ろうとしていた。
？『真田に暴力をふるっているのは…、あなたですよね？』
第44話「知られてはいけない」→←第42話「誰にも話せない事」
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嵐 - AKBはいれないで欲しかった・・・ (2013年12月31日 9時) (
レス) id: 74aaae13e7 (このIDを非表示/違反報告)
大島優子(プロフ) - ひゃぁ優子(=ﾟωﾟ)ﾉ (2013年5月6日 9時) (レス) id: 29e665de2b (このIDを非表示/違反報告)
ARAKB53(プロフ) - もかさん» 返信遅くなってしまってごめんなさい！ドンドン更新しているので是非見ていってくださいね！ (2013年5月3日 22時) (レス) id: b4fa15c92c (このIDを非表示/違反報告)
ＭωＭ(プロフ) - 応援してます！頑張ってください♪ (2013年4月30日 1時) (携帯から) (レス) id: 108d70cf4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽リュウ | 作成日時：2013年4月20日 21時
