第12話「模試前夜」 ページ13
その夜
麻友「ただいまぁ〜」
麻里子「おかえり 遅かったわね」
麻友「ああ 塾の先生に質問しててさ」
麻里子「そうなの あっ ご飯すぐ温めるわね 今日はカレーうどんなの」
麻友「ああゴメン ママ さっき珠理奈と外で食べてきちゃって」
麻里子「そう･･･ いいのよ 明日のママのお昼ごはんになるから(笑)」
麻友「今度は絶対食べるから！」
そう言って 麻友は自分の部屋に戻った
麻里子「食べないくせに･･･」
吉本「それで？友美ちゃんは学校に来れそうなの？」
吉本は 携帯ゲームをしながら優子に聞いた
優子「分かりません･･･」
吉本「大丈夫？そんなんじゃ 僕との勝負に負けちゃうよぉ
よっしゃ！倒した！」
優子「･･･」
あれから毎日 優子は友美の家に通い続けていた
しかし友美は 一切相手にしてくれない
吉本「じゃあ 僕はこれで」
優子「えっ！もうですか？」
吉本「だって明日でしょ？模試」
優子「あっ！！」
そう友美のことばっかり考え過ぎてたせいか
問題の模試は翌日だったのだ
吉本「しっかり頼むよぉ 君が10位以内に入ってくれないと 僕はクビなんだからさぁ」
優子「分かってます！」
吉本「いいねぇ その意気！その意気！」
そう言いながらも 吉本は 優子に何も教えず 部屋を出た
優子は 勉強に集中した
外はすっかり真っ暗だった
時計の針は 午後11時を指している
優子「もうこんな時間か･･･」
そのとき 優子の携帯に着信が入った
正しくは LINEにメッセージが届いたのだ
差出人は友美だった
友美『優子 何であのとき 話を聞いてくれなかったの？』
優子「とも･･･」
吉本は麻友の部屋で寝転がっていた
麻友「先生･･･ いつになったら帰るんですか？」
吉本「ん〜？もうちょい居させてよぉ」
麻友「別にいいんですけど アタシのとこじゃなくて
お姉ちゃんとこ行ったらどうなんです？」
吉本「あそこにいたら 意味ないもん」
麻友「それってどういうこと･･･ まぁ いいや」
吉本は携帯を触っていた
麻友「先生」
吉本「なに？」
麻友「どこから聞いてました？」
吉本「何が？」
麻友「昼間の 私が友達と喋ってた内容 どこから聞いてました？」
吉本「う〜ん 確か『ごめ〜ん お父さんがなかなか お小遣い出してくれなくてさ』
辺りからかな」
麻友「結構 最初っから聞いてたんだ･･･」
吉本「おおっ！コイツ強いな！」
吉本は携帯ゲームの敵キャラに苦戦していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嵐 - AKBはいれないで欲しかった・・・ (2013年12月31日 9時) (
レス) id: 74aaae13e7 (このIDを非表示/違反報告)
大島優子(プロフ) - ひゃぁ優子(=ﾟωﾟ)ﾉ (2013年5月6日 9時) (レス) id: 29e665de2b (このIDを非表示/違反報告)
ARAKB53(プロフ) - もかさん» 返信遅くなってしまってごめんなさい！ドンドン更新しているので是非見ていってくださいね！ (2013年5月3日 22時) (レス) id: b4fa15c92c (このIDを非表示/違反報告)
ＭωＭ(プロフ) - 応援してます！頑張ってください♪ (2013年4月30日 1時) (携帯から) (レス) id: 108d70cf4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神楽リュウ | 作成日時：2013年4月20日 21時
