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平凡6 ページ8

貴方side

深夜「特に理由はないかな」

深夜兄様は暫く考えるような仕草をしていたがそう口にした

『(理由がない?)』

理由もなしに深夜兄様は行動してるの?よく、わからない

深夜「とりあえず、Aちゃんはもうちょっと自分の命を大事にしなよ」

『大事に?』

深夜「そっ、大事に」

十分、してると思うけど…………

『大事にしてますよ、命、だからここまで生きてます』

深夜「う〜ん、そう言うことじゃないんだけど………」

やっぱり、深夜兄様の考えも理解できない
結局、私の疑問も解決されてないし………

《気にすんなよ、人間の考えることなんて理解できることの方が少ないんだぞ》

成る程、そうなのか

『ところでその人誰ですか?』

私はさっき深夜兄様がグレンと呼んだ男に視線を向けた

深夜「彼は一瀬グレン、僕のクラスメイトだよ」

『一瀬、あぁ真昼姉様が話していた人ですね』

グレン「チッ、あいつこのガキにも話してんのかよ………」

この人が、真昼姉様の言ってた人か………
興味ないな

『それじゃあ私は帰ります』

私は3人にペコリとお辞儀をしてその場を去った

NOside

グレン「なんだったんだ、あのガキ……」

グレンはAの去っていった方角を見ながらそう呟いた

シノア「柊家の落ちこぼれです、と言ってもそう呼んでるのはほんとに、極々一部の人だけですが」

グレン「落ちこぼれ?どういう意味だ?」

シノア「どういう意味も何もそのままの意味ですが」

深夜「彼女は、Aちゃんは柊家に生まれながら呪術が異常なまでに出来ないんだよ」

グレン「は?冗談だろ?」

グレンは深夜の言ったことを信じなかった、当たり前だ、何しろ彼女は「柊」の名を持っているのだからそんなことあり得る筈がなかった、少なくともグレンの中では………

シノア「それが本当何ですよ、実際彼女は普段は空気のように扱われてます、そしてそれを彼女も当たり前のように受け入れてる」

深夜「知ってる?Aちゃんが受けてる訓練って拷問に耐える訓練だけなんだよ」

グレン「成る程、何があっても情報を吐かないようにか、なら、何故さっき拷問されてた?」

深夜「さぁ?それは僕にもわからないな、まぁ、少なくとも今回の件に何かしらの形で巻き込まれたのだけは間違いなさそうだけどね……」

彼女が何に巻き込まれたのかそれは3人とも検討がつかなかった

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なな -                                                                                                                               (2022年1月6日 11時) (レス) @page25 id: 0c7821053f (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!頑張ってください。更新楽しみにしてます!! (2019年8月17日 16時) (レス) id: 716cf64b77 (このIDを非表示/違反報告)
マヤ(プロフ) - とっても面白かったです(o^^o)更新楽しみにしてます! (2019年7月11日 22時) (レス) id: d7a9b15609 (このIDを非表示/違反報告)
クルル - とても面白いです。これからも頑張って下さい。 (2019年4月24日 19時) (レス) id: 262f0ecdd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天下えぃか | 作成日時:2019年4月4日 4時

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