籠の中の少女【終わりのセラフ】 (ページ13)

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貴方side

『んっ…』

目を開ければ見慣れた天井

『(私、ベッドでなんか寝たっけ？)』

寝る前の記憶がない、私はどうやって部屋にかえって来たんだろう？

「あぁ、やっと起きました？」

扉の方から声がしたので振り替えればそこにはシノアがいた

シノア「その顔、やっぱり何も覚えてないんですね」

『シノアは、何か知ってるの？』

そう訪ねればシノアは頷いた

『教えて』

シノア「いいですけど…、本当に聞きますか？」

私は頷いた

シノア「わかりました、では、簡単に言いますと美優さんが暴走しました、グレン中佐からも聞いてるとは思いますが例の殺戮衝動です」

『私は、誰かのことを傷つけたの？』

シノア「いえ、今回はグレン中佐がすぐにおさえたので誰も傷つけてはいません」

それを聞いて安心する
私は時々、ごくごく一部の記憶を失うことがある、グレンが言うには百夜教が私に行った実験の副作用みたいなものらしい

『よかった……』

シノア「あぁ、それから、明日から美優さんは月鬼ノ組に戻ってください、グレン中佐からの指示です」

『本当に？』

シノア「はい、それで突然ですが明日の朝、外に集合してください、私の隊と共に行動するらしいです」

いきなり隊行動か………

『わかった、明日の朝ね』

シノア「では私はこれで」

シノアはすぐ部屋から出ていった

『長かったな、謹慎、久しぶりに戦闘に出るな』

まぁ、一応訓練は自主的にしてたからなまってるなんて事はないだろうけど……