目が覚めたら路地裏にいたときってどうすればいいですか……？【名探偵コナン】

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貴方side

目が覚める、どうやら私は意識を失っていたらしい

『あのヤロー、手加減なくバットで殴りやがったな』

私は自身の血で赤く染まった本来は白いはずの髪を見て呟いた

『まぁいいや』

立ち上がるとクラッと立ちくらみがする、こりゃ少し出血しすぎてるな
そう思いながらもフラフラと階段を登り自室に入る

『家出するときって何持っていけばいいんだろう、やっぱお金入るよね？』

とりあえず小さめのボディーバックを引っ張り出し机の引き出しの中から取り出した自分の通帳を入れる

『あとはカラコン数個とスマホ、それのバッテリー二個くらいでいいか？』

それらも全てバックの中に入れる
そしてパーカーを羽織部屋を出ようとして足を止める

『アレも持っていくか』

そう思い机の引き出しを開けアレを取り出す
お母さんの形見のブレスレット、それを左腕につけて私は私の部屋を出ていった

『そーいやこの血、どーにかしねーとな』

いまだに出血し続けている

“グラッ“

『あ、ヤベッ』

足元がふらつき階段から落っこちる、こうなるのわかってたら先に止血してたんだけどな

『ははは、私の人生最悪じゃん、ここで死ぬとかマジねーわ』

背中から勢いよく落ちる、けど、痛みなんて感覚はとうの昔に忘れたからこなかった

『(ダメだ、動けない……)』

視界が朦朧としてくる、次第に意識もはっきりしなくなってきて、私はそのまま死んだ、はずだった………

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