おまけ お見舞い ページ4
暁との対峙後です。
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「カカシ、見舞いに来た」
カカシ「ありがとうA」
暁と対峙し無理をしたカカシの見舞いに来ている。
冷血のカカシと言われたカカシをこうも追い詰めるとは、暁という組織は恐ろしいなと思う。
「…またその本を読んでいるのか…」
カカシ「おもしろいからな」
気になるもののカカシは私に読ませてくれない。
何か後ろめたいものがあるのだろうか?
気になりつつも椅子に座り見舞いに持ってきたりんごの皮を剥きだす。
カカシ「…A」
「なんだ」
カカシ「寂しくないか?」
「…なんでまた急に」
カカシ「いや、ふと昔のこと思い出して。俺が見舞いに来なかったら寂しがってたでしょ?」
「っっ…た、たしかにそうだが、今はもうあの時と違うぞ私も。もう大人だ!」
カカシ「うん、そうだな。りんごもいつの間にか上手に切れるもんな。」
「え、あ、あぁ。」
カカシ「昔は料理もできなくて、頑張ってたの可愛かったなぁ〜」
「っは、恥ずかしいから昔の話はやめろ!」
カカシ「そう?恥ずかしがらなくていいのに。」
そう言いながらよしよしと私の頭を撫で始める。
「うぅ…」
カカシ「あ、ごめんつい。」
「……いや、いい。…寂しくないかという話だが、やはりカカシがいないと少し寂しい。だから、早く良くなってくれ。」
カカシに触れられて恋しくなってしまった手を握りしめる。
カカシ「………可愛いなぁ」
そう呟いたと思うと、カカシは私を抱きしめた。
カカシ「俺も寂しいから早く良くなるよ」
「…ああ」
ガラッッ
ナルト「カカシせんせー、お見舞いに来たってばよ!…って、大丈夫かカカシ先生!?」
扉が開いた瞬間、Aはカカシを突き飛ばしてしまった。
カカシ「大丈夫じゃないよ…」
「ナルト、サクラ、久しぶり」
ナルト「お、おばちゃん!久しぶりだってばよ!」
サクラ「先生をおばちゃん言うな!」
ナルト「いってー!!」
病室の空気は一変し、一気に騒がしくなった。終
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作者名:七海本家 | 作成日時:2023年4月2日 13時