ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ9)

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一人暮らしページ9

『...って事があってね、お父さんとお母さん
しばらくおばあちゃん家でお世話になるんだって』

「...は！？」

『だよね、分かる』

場所は打って変わってとあるカフェ
前々から誘われていたお出かけ...あっ、デートじゃないからね？違うよ？友達としてだからね？

...ごほん。

そのお出かけに渋々乗った私

カフェモカを飲みながら一連の流れを前原くんに伝えている

両親が実家へ戻ることには正直びっくりしたけど、特に否定はしない

むしろ戻って心を休んでほしい、
お父さんのメンタルちょっと今危ないからね

まじこんなお父さんを手懐けたお母さんが強すぎる

けど、だからって2人についていきたいかと聞かれたらそうでもなくて、私はこれまで通り椚ヶ丘に通いたい

また転校とかごめんだ

『そういう訳だからね、一人暮らしを始める事になってて』

「え、ちょ、それ大丈夫なん？女の子一人は...しかもまだ俺ら中学生だし...」

『生活費とかくれるっぽいし大丈夫だよ...たぶん;』

ところどころ不安はたくさんあるが、まぁ何とかなるでしょ

たまに出るこの私のギャルマインド、絶対お母さんからの遺伝だ
断言する。

「なぁ」

『はい？』

「たまに、遊びに行っていいか？
正直今、心配の方がデカいんだ。生存確認、みたいな感じで;」

『私は絶滅危惧種の何かかな？』

でも、そんなことを思ってくれるなんて嬉しいかも

前原くんは幼なじみだし、私を心配してくれる気持ちもありがたいんだけど

『じゃあ、たまに来て私をお世話してやがれください』

「最近ところどころ日本語がちょっとおかしいけど、おう！...でもほんと、気をつけてな

...好きな子が寂しい思いとか痛い思いすんのは嫌だからさ」

そうやって二カッと笑う前原くん

きみ.....

『陽キャこわい...』

「えぇ！？」