ビビりで臆病のアサシンは 3 【暗殺教室】 (ページ8)

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一件落着...？ページ8

『お父さんが受けた嫌がらせ...それが嘘だとは思わないよ

実際毎日寝泊まりしてるんだし、目の下にクマあるしね』

「...」

『けどさ、お父さんが娘の成績だけしか見てないんだって

私、結構ショック受けてるんだよ？分かる？

親にステータスとして扱われたこの虚しさ
まるで自分のステータスとして使ったみたいで吐き気がする

それに、わたしはE組が心地いい。好きなんだ。
だから死んでも本校舎には行きたくない

お父さんには悪いけど...』

お父さんは私の言葉を聞いて目を泳がす

...凄く動揺してる

まぁ、私がE組に残るってことは会社から変わらず嫌がらせを受けないといけないって事だもんね

でも...だからって私が我慢しないといけない訳じゃないし...

「やめちゃえば？」

『えっ』

「は」

「仕事。今の会社やめちゃえばいいじゃない」

『なっ、え、そんな急に』

「い、いいの？」

「何無様な顔してんのよ。そんな会社で働いて欲しくないわ

そもそも最初から少し怪しかったけどね。
転勤のタイミングが悪すぎだったし」

お母さんは長い髪を耳にかけ
正座で座るお父さんの前にしゃがみ込んだ

「お金を勝手に取った事は許さないし
この誤ちはこれからも心に刻んで欲しい

ただ、これからをちゃんと考えて。
成長真っ只中のうるさい娘が『おい』...居るんだから」

また就活頑張らないとね、と最後に付け加えて
涙を流すお父さんの頬を優しく触り涙を拭う

その後お父さんは子供みたいに泣き喚いた

正直きしょかった

けど、丸く収まり後日お金を回収しに家族みんなで理事長の元へ

お騒がせしました、と3人頭を下げる光景は
さぞ無様で滑稽だっただろう

けどこれでいいんだ

また新たに前へ進めるのだから。